寝方によって変わることもある赤ちゃんの頭の形。「向き癖」におすすめな枕の使い方

赤ちゃんの頭の形は柔らかく、寝方に大きな影響を受けることはよく知られたお話です。今回は、赤ちゃんの寝方で気をつけたほうがいいポイントやおすすめの赤ちゃん用の枕について、小児科医の池田裕一先生にお話を伺いました！

生後から3〜6ヶ月間、向き癖のある子は要注意

そもそも、なぜ寝方によって赤ちゃんの頭の形は変わるのでしょうか？

それは、赤ちゃんの頭の中は、骨と骨がまだしっかりくっついていない状態だからだと、池田先生は言います。

「特に寝方を意識してあげたほうがいいのは、生後から3~6ヶ月間くらいまで。思っている以上に早いスピードで、頭の形は固定されていきます」

いわゆる「絶壁（後頭部が丸みを帯びずに平らになっている状態）」を気にされる方は多いかと思いますが、自分でゴロゴロ頭を動かしたり、寝返りの多い子に関してはあまり心配する必要はないそう。ただ、向き癖のある子は注意が必要です。

「一度向き癖がついてしまうと赤ちゃんはその向きばかりを好んでしまいます。少し形が平らになると、その向きを寝やすく感じてしまい、余計平らな形に。時折、反対側を向かせてあげるように意識するといいでしょう」

向き癖を改善してくれる「ドーナツ枕」のすすめ

ただ、毎度頭の向きを見て変えてあげることは難しいですよね。そんなときは赤ちゃん用のドーナツ枕がおすすめだそう。

「硬くて平らなところで寝ていると、やはり頭も平らになりがちです。ドーナツ枕は後頭部がくぼんでいるため、自然と後頭部に丸みをもたらしてくれます。頭の向きや形が気になるなあと感じたら、使ってみるのも有効だと思います」

赤ちゃんにも安心素材の、nishikawaのドーナツ枕

nishikawaのドーナツ枕は、月齢に合わせて3サイズを展開しています。小は0〜3ヶ月、中は4〜12ヶ月、大は1〜2歳用の大きさ。

赤ちゃんの柔らかな頭を真ん中のくぼみでしっかりと受け止め、頭を優しく支えてくれます。おすすめの使い方としては、向き癖のある方向に、枕の太く高い部分を当てることによって、向き癖がつきにくくなります。

また、オーガニックコットンを使用した柔らかいパイル生地で作られているので、赤ちゃんの頭に優しくフィットします。裏がメッシュ素材のため熱がこもらず、汗を吸い取り、湿気を逃す二重構造は汗っかきの赤ちゃんにもムレにくくご使用いただけます。

遺伝の可能性も。心配なときは医療機関の「頭の形外来」へ

枕を使った対策を紹介しましたが、実は頭の形は遺伝による要素も大きく、お家での対策だけでは改善できない場合もあるのだとか。

「ドーナツ枕で工夫しても頭の形や大きさなどが気になるようであれば、大学病院などいくつかの医療機関が受け付けている『頭の形外来』に行ってみることもおすすめです。まずは検査して、そこから将来予想される頭の形を測定してくれます。いろいろな相談にも乗ってくれるので、不安な場合はぜひ足を運んでみてください」

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時に心配になる赤ちゃんの柔らかい頭。しかし、抱いている時やベビーカーに乗せている時など、短い時間の場合は心配しすぎる必要はないそうです。

「長時間ずっと同じ方向で寝ているかも...？」と感じたら、ドーナツ枕から始めてみて、あまりにも気になる場合はお医者さんに相談してみると良いでしょう。