眠りの研究 laboratory

眠りの研究とは

近年、「睡眠」の役割は単に体を休めるという行為でだけでなく、
健康的な生活を送るための大切な要素として再認識されています。
しかし現代社会、特に私たちの暮らす日本においては「睡眠負債」という
言葉に表されるように、質・量の両面で十分な睡眠が取れていないのが現実です。
私たちは、眠りの研究を通じて、そして寝具の研究を通じて、
生活者が生き生きとした毎日を送るための「質の高い睡眠」が提供できるよう、
日々取り組んでいます。

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研究活動

眠りの研究からより良い寝具開発まで
幅広く活動しています。

01

睡眠生理の研究

「眠り」とは何か。どんな条件の下で、
人間はより良い眠りを得られるのか。
ライフサイエンスの視点から眠りの不思議を
解き明かしています。

02

寝室環境・寝床内の研究

寝室の広さ・温度・湿度・色・照明・騒音などが、
眠りに及ぼす影響を一つひとつ解明し、
快適な寝室環境のあり方を提案しています。

03

寝具の研究開発

快適で健康な眠りが得られる
素材・機能・システムを研究。
新技術や新素材を積極的に取り入れた
付加価値の高い寝具開発を進めています。

01
睡眠生理の研究

私たちは、
なぜ眠るのでしょうか?

ヒトは、毎日眠ります。でも、なぜでしょうか?
眠っている間、体や心にはどんな変化が起きているのでしょうか。
眠りのヒミツが解き明かされるにつれ、
眠りの大切さもわかってきました。

ヒトは、大脳を休息させるために眠る

ヒトは、肉体的な疲れをとるだけでなく、体を支配している大脳の働きを健やかに保つために眠ります。眠りには、レム睡眠(眼球運動を伴う浅い眠り)とノンレム睡眠(深い眠り)の2種類があります。ノンレム睡眠には、大脳を休息させる働きがあり、レム睡眠には、熟睡と覚醒の橋渡し役として大脳を活性化させる働きがあります。この2つの睡眠のサイクルが、眠りの質と深く関わっています。

眠りのリズムは、地球のリズム

太陽が昇り沈む。昼と夜がある。
この地球のリズムにシンクロする体内時計を、ヒトは誰でも体の中に持っています。
この体内時計が、朝になると起き、夜になると眠るという眠りのリズムを作りだしているのです。
しかし、現代人は不規則な生活を送りがちです。眠れないという悩みも増えています。

健康な心と体は、質の高い眠りから

睡眠中、体には特有の変化があります。たとえば成長ホルモンの分泌。成長ホルモンは、年齢にかかわらずヒトには大切な物質で、細胞の新陳代謝を促し、健康や美容のもととなります。
また、質の高い眠りは免疫力を高め、病気になりにくい体をつくります。
良い眠りは心の動きにも影響します。一晩ぐっすり眠ると明るく前向きな気持ちになれます。きっと誰にも経験があることと思います。

02
寝室環境・寝床内の研究

ぐっすり眠るために最適な
温度や湿度は?

ぐっすり眠るために最適な温度や湿度について、
かつてその数値について定説はありませんでした。
日本睡眠科学研究所は、さまざまな実験を重ね、
初めて快適な寝床内環境の数値を導き出し提唱しています。

快適な睡眠環境のバロメーター「寝床内環境」

寝具によって体の周囲につくられる寝床内環境は、快適な睡眠を得るための最も大切な条件のひとつ。この寝床内環境を形成する2大要素が「温度」と「湿度」です。日本睡眠科学研究所では、理想的な寝床内温度・湿度を明らかにするために数々の実験を重ね、その結果、「温度33±1℃」「湿度50±5%RH」という数値を導きだしました。かつてその数値については、定説はありませんでした。この基準は、以後の寝具開発に大きく役立っています。

  • 快適な眠りの条件

    寝床内環境をはじめ、寝室の広さ、色彩、照明、騒音など、さまざまな外部的要因が、眠りに影響を及ぼし、考慮して初めて快適な寝室環境を実現することができます。

03
寝具の研究開発

一人ひとりに最適な寝具の開発。
私たちの最も大切な仕事です。

ヒトは、十人十色。私たちが快適に眠るためには、
自分に合った寝具を選ぶことが大切です。
日本睡眠科学研究所は、ヒトの体と眠りの関係を探求しながら、
一人ひとりに最適な寝具の開発を進めています。

枕と敷き寝具。自分に合った組み合わせがあります。

体の一部分に負担のかかりすぎない、自然で無理のない寝姿勢曲線。これを実現するには、「正しい寝姿勢の保持」と「体圧分散」が同時に実現できる、自分の体重・体型に合った枕と敷き寝具を選ぶことが大切です。当研究所では、この条件をより簡単に満たすことのできる機能性寝具の開発を進めるともに、正しい寝姿勢や体圧分散を測定できる機器を独自に開発し、一人ひとりに合った枕と敷き寝具選びをサポートしています。