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寝具なのに化粧品!?寝ながら肌ケアできる<newmine>の「コスメティックスシリーズ」を大解剖

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寝具なのに化粧品!?寝ながら肌ケアできる<newmine>の「コスメティックスシリーズ」を大解剖
寝具のnishikawaに培われた知識と技術をたっぷりと盛り込み、眠りの質を美しさの質へと変換する美容睡眠®ブランド<newmine(ニューミン)>が、今年8月にリニューアル。なかでも目玉は、新たに生まれた「ニューミン コスメティックスシリーズ」です。

“コスメティックス=化粧品”の名前を冠したシリーズは、どのように生まれ、愛用する人たちにどのような変化をもたらしてくれるのでしょうか?

<newmine>のリニューアルにあたり、マーケティング戦略および全体統括を担当した東海林、商品開発を担当した萩原へのインタビュー、そしてデザインを担当した和田のエピソードから迫ります。


 

女性社員の雑談から始まり、より広く、ジェンダーレスに

マーケティング戦略および全体統括を担当した東海林

—— 美容睡眠®ブランド<newmine>が、今年8月にリニューアルされましたね。睡眠にこだわるnishikawaが、美容に特化したブランドを始めたそもそもの理由は何だったのでしょう?

東海林:最初のきっかけは、女性社員の雑談でした。「寝ている間も寝具と肌に摩擦が生じるし、頭の重みによって顔に圧力がかかるよね」という話題になったんです。
萩原も私もそうであるように、nishikawaの従業員のほとんどが、睡眠の知識を熟知したスリープマスターの資格を持っています。すると、単なる雑談では終わりません(笑)。

私たち人間は、寝ているあいだに20〜30回もの寝返りを打ちます。それだけでも、寝具とお肌にそれなりの摩擦が生じますよね。
また、就寝中は全身の重みを寝具に預けるため、頭の一部である顔にも圧力がかかります。そうした摩擦や圧力から肌を守るため、なかには「枕と頬の間にハンカチを挟んで寝ています」という従業員もいたんです。

何気ない雑談から始まり、寝ている間にどのような肌ダメージが想定され、どのようなケアが適切なのか、どんどん話が膨らみました。
「私たちが持っている睡眠の知識と寝具製造の技術を生かして、美容に良い寝具が作れたらいいよね」という話になり、実際にブランドがスタートしたのが2019年です。

—— <newmine>のスタートから5年目。このタイミングにリニューアルをされた理由は?

東海林:理由は大きく2つあります。1つ目は、女性はもちろん、より多くの男性にも<newmine>を知っていただくためです。お話ししたとおり、<newmine>は女性社員の雑談から始まったブランド。以前は訴求の対象も、主に女性をターゲットにしていました。
しかしここ数年で、美容への関心はジェンダーレスになってきました。実際、私たちの想定以上に「毛髪のケア」という視点から男性の方にお手に取っていただくことも多く、今以上に<newmine>の存在を広めたいと考えました。

萩原:2つ目の理由は売場の拡張です。最近、コスメの世界でも「夜間美容」というフレーズがよく聞かれますよね。
ただ、nishikawaは寝具メーカーのため、美容に特化した<newmine>であっても、売場は基本的に寝具コーナー。美容を目的としたお客さまの目には触れづらく、販売店からも「寝具コーナー以外のフロアに置きたい」というお声をいただいていたんです。となれば、リブランディングも含めたリニューアルに踏み切ろう、と思いました。
 

科学に基づくnishikawaだから、化粧品としての効果・効能を

商品開発を担当した萩原

—— そうした理由を背景に、<newmine>は大幅リニューアル。商品のラインアップも豊富になりましたが、なかでもリニューアルを象徴するアイテムはどちらでしょう?

東海林:ずばり、今回のリニューアルを機に誕生した「ニューミン コスメティックスシリーズ」です。みなさんもご存じのとおり、コスメティックスは化粧品を意味します。
掛け布団カバー、掛け布団の衿に装着いただくフェイスラインカバー、ピローケースの3つをラインアップしていますが、実はこのシリーズ、美容にいい要素を盛り込んだだけでなく、実際に「化粧品」として認められています。このシリーズは、寝具でありながら化粧品なんです。

萩原:nishikawaではこれまで、睡眠科学に基づいた寝具を開発してきました。だからこそ、美容に特化した<newmine>に関しても、きちんと効果・効能をお示しできるアイテムをお届けしたい。
これはリニューアルのずっと前、実はブランドの立ち上げ当初から、みんなで話していたことです。ただ、当時は美容に関する知識が足りず、「いつか必ず」という思いでいたところ、転機となる出合いがありました。

2022年4月頃に、ドイツの研究所で保湿成分であるビタミンE(※2)を含ませた繊維が開発されていることを日本の代理店を通じて知ったんです。肌に触れると体温や摩擦によってビタミンE(※2)が放出され、肌にうるおい(※1)を与えるという優れ物。特許も取得しているこの繊維の存在を知ったとき、「求めていたのはこれだ!」となりました(笑)。

東海林:でも、そこからが大変でした。萩原を中心に、試行錯誤の連続だったので…。というのも、繊維を紡績して糸にするのですが、糸にはそれぞれ個性があります。ふんわり織り上がるものもあれば、硬く織り上がるものもあります。私たちが注目した繊維は、後者のパターンでした。

デザインを担当した和田も『正直なところ、初回サンプルの風合いにはショックを受けた』と言ってました。ビタミンE(※2)含有という画期的な機能に喜ぶのも束の間、その糸を単純に織り上げるだけでは、かえって肌の負担になってしまう。硬めで摩擦の生じやすい風合いだったんです。

萩原:保湿効果(※1)のある糸を使っても、生地として肌の負担になっては本末転倒。私もショックでしたが、そこからが寝具メーカーとしての腕の見せどころです。
糸に個性がある一方、生地の風合いは糸だけでは決まりません。織り方を変えたり、別の種類の糸を混ぜたり。さまざまな工夫によって、驚くほどに風合いが変わります。

nishikawaでは寝具はもちろん、タオルの開発もしていますが、種類豊富な風合いを生み出せるのは、あらゆる工夫を重ねているからです。

これまでの経験の積み重ねから、私たちにはどんな糸をどう組み合わせ、どんな風に織り上げると目指す風合いを実現できるのか、その知識があります。

今回のリニューアルで私たちが挑戦したのは、肌にやさしい風合いを超えて、「化粧品」として効果・効能を示すこと。このハードルを乗り越えるのに、とても苦労しました。

「化粧品」として認められるには、美容効果が実証されている成分を規定の量だけ含有する必要があります。ビタミンE(※2)を含有した糸を用いていても、その量が規定よりもわずかでも少なく、わずかでも多ければ、「化粧品」表示は認められません。けれど、ビタミンE(※2)含有の糸を多く用いると、どうしてもガビガビとしたかたい触感が残ってしまう。詳しい糸の配合や織り方は企業秘密ですが、ここを乗り越えるのに1年もの時間がかかりました。

 

眠りの夜から目覚めの朝へ、<newmine>のマジックアワー



—— 1年もかけた試行錯誤の結晶が「ニューミン コスメティックスシリーズ」なのですね。

萩原:効果・効能を提示できるビタミンE(※2)の含有量と、肌にやさしい風合い。その2つのがしっかりと両立するバランスを見つけるため、何度もサンプルを作り直し、化粧品の機能となめらかで柔らかな風合いを実現できました。ただ、とても大変ではあったものの、生地の風合いにこだわるのは、私たちとしては当然のことなんです。

東海林:あらゆる寝具やタオルを開発してきたnishikawaにとって、肌にやさしいだけなら新しくはありません。「ニューミン コスメティックスシリーズ」の強みは、あくまでも「化粧品」としての効果・効能。生地がお肌に触れることでうるおい(※1)を得られるため、区分としてはシートパックと同様です。つまり「ニューミン コスメティックスシリーズ」を使用することで、寝ながら美容ができるのです。

布団の衿に装着するアイテムを「フェイスラインカバー」というネーミングにしたのも、この商品が化粧品だからです。従来の衿カバーは寝具の汚れを防ぐことが目的なので、その目的からすると、ネーミングは「衿カバー」にするのが一般的です。しかし、「ニューミン コスメティックスシリーズ」は化粧品。寝具を守るのではなく、肌を摩擦によるダメージから守り、デコルテや首回りをケアする目的のため、このネーミングを採用しています。

萩原:それにパッケージデザインにも、かなりこだわりました。和田を中心に生地の風合いと同じくらい、試行錯誤を重ねています。<newmine>をリニューアルした目的は、ジェンダーレス化と寝具コーナー以外にも売場を広げるため。化粧品として並べても“睡眠”を想起していただけるよう、ネイビーからピンクオレンジのグラデーションの色合いにしました。

和田がこだわった部分は、パッケージのシルエットは、化粧品らしい箱形で、生地のなめらかな風合いに通じるように、紙質はすべすべとした手触りのマット素材にしたところ。うるおいの表現として水玉の部分にツヤを持たせつつも、ユニセックスな印象を意識しました。そして、こだわりのグラデーションは、眠りの夜から目覚めの朝にかけ、移り変わる空の色を表現。このグラデーションのことを、私たちは“newmineマジックアワー”と呼んでいます(笑)。

 

こだわり派にも時短派にも“寝ながら美容”の新しさを



newmine ピローケース(¥6,600)、newmine 掛け布団カバー(¥27,500)、newmineフェイスラインカバー(¥11,000)

—— まさに、こだわりが満載のアイテムですね。化粧品としての効果・効能はもちろん、生地のなめらかで柔らかな風合いも、パッケージのすべすべとした質感も、実際に触れてみたくなります。

東海林:ぜひ、多くの方にお手に取っていただきたいと思います。繰り返しになりますが、「ニューミン コスメティックスシリーズ」は、寝具でありながら化粧品。寝ながら肌ケアできます。美容にこだわる方はもちろん、スキンケアを手軽に済ませたい方にもおすすめです。

ただ、1つお願いしたいのが、お顔に触れる寝具である以上、こまめに洗濯していただきたいんです。今回の「ニューミン コスメティックスシリーズ」を開発する際、ピローケースを1週間洗わずにいると生地にどれだけ雑菌が繁殖するのか、あらためて検査しました。すると、ちょっとドキッとしてしまうくらいに増殖…!肌の負担になりかねません。

萩原:こまめな洗濯が大切なのは、どの寝具も変わりません。ちなみに「洗っているうちに、糸に含まれたビタミンE(※2)が枯渇してしまうのでは?」というご質問をいただくことがありますが、心配いりません。ビタミンE(※2)の放出による保湿効果(※1)はお洗濯をしても、すぐにはなくなりません。糸に含まれたビタミンE(※2)がなくなってしまう前に、生地の経年劣化が先に来ることが想定され、その時が買い替えの目安です。

私も実際こまめに洗濯しながら愛用していますが、もうこれがないとダメですね。先日、泊まりがけの出張時に、「ニューミン コスメティックスシリーズ」のピローケースを持っていかなたかったことを、心から後悔しました。生地の気持ちよさが違うのはもちろん、翌朝の肌の調子が違うんです。手前味噌ながら、商品の良さを実感しました(笑)。

和田も私と同じ意見でしたね(笑)。使うごとに良さを実感できるし、使わなかったタイミングにも違いを実感できます。「ニューミン コスメティックスシリーズ」のアイテムはどれもコンパクトに畳めるので、出張や旅行に携帯するのもおすすめ。仕事にプライベートに忙しく、スキンケアに時間がかけられない人にこそ、商品の画期的さが生きます。ご自身にはもちろん、ご家族やご友人へのプレゼントにも喜んでいただけるはずです。


寝ながら肌ケアできる寝具<newmine>の「ニューミン コスメティックスシリーズ」。ぜひお手にとって、その効果を実感してください!
    
(※1)肌に触れる部分
(※2)酢酸トコフェロール(うるおい成分)
 

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