カテゴリ:眠り
【nishikawa・カゴメ対談】おいしく食べてすっきり目覚める。「食と睡眠」のシナジー
450年以上の歴史を持つ寝具メーカー・nishikawaと、日本で最も古くからトマトを扱ってきた食品メーカー・カゴメ。
今回は、異なる領域で皆さまの「健康」をサポートしてきた2社による、食と睡眠をテーマとした対談を前編・後編に分けてお届けします。
西川株式会社 日本睡眠科学研究所の研究員である安藤と、カゴメ株式会社「野菜と生活 管理栄養士ラボ®」の菊川さんに、専門家ならではの視点で、健康的な暮らしのヒントを語っていただきます。
前編である今回は、カゴメ「野菜と生活 管理栄養士ラボ®」の菊川さんに、現代の食にまつわる課題を伺いました。
後編では、西川株式会社 日本睡眠科学研究所の安藤が、現在の睡眠にまつわる課題を語ります。
▶︎後編:【カゴメ×nishikawa対談】「食と睡眠」と向き合うことから始まる健康への大きな一歩|けんちょくのある暮らし
nishikawa安藤: nishikawaの社内研究機関である「日本睡眠科学研究所」に所属する安藤です。

西川株式会社 安藤
nishikawa安藤: 「日本睡眠科学研究所」では、大学・企業と協力しながら、睡眠が生体に及ぼす影響についての研究や、より良い睡眠を提供できる寝装・寝具の開発を行っています。
“良い睡眠”には、寝具や寝室環境ももちろん大きく影響しますが、運動や食事の習慣にも密接な関係があるので、今日の機会をとても楽しみにしていました。
カゴメ菊川さん:私はカゴメに所属する管理栄養士によるプロジェクト「野菜と生活 管理栄養士ラボ®」の一員として活動する菊川です。私もこの対談をとても楽しみにしていました!

カゴメ株式会社 菊川さん
カゴメ菊川さん:食べることの大切さを伝えるには、科学的根拠が欠かせません。
カゴメが運営する研究所の研究成果と、国家資格である管理栄養士の専門的な知識をもとに、食、特に野菜に関する知識をわかりやすくお伝えすることが「野菜と生活 管理栄養士ラボ®」の取り組みです。
私たちカゴメは「食べることは、生きること」だと考えているのですが、nishikawaさんの領域である睡眠も生きるうえで欠かせないもの。
今日は、「健康な生活」に必須な食と睡眠という観点で、意見交換ができたらうれしいです。

—— 管理栄養士として、食に関する専門知識をお持ちの菊川さん。日本に暮らす現代人の食にまつわる課題とはどのようなものでしょうか。
カゴメ菊川さん:厚生労働省による「国民健康・栄養調査」の最新データによれば、野菜の1日摂取の目標量が350gなのに対し、日本人の平均摂取量は256g。これは過去10年の調査をさかのぼっても同様なんです。
ライフスタイルが変わっても野菜の摂取量は変わらずに目標値に到達できていないことが、現代食生活の課題だと感じています。
nishikawa安藤:目標となる摂取量に足りていないと、体にどんな影響が現れるのでしょうか?
カゴメ菊川さん:体における野菜の役割のひとつが、炭水化物・脂質・タンパク質から成る3大栄養素の吸収効率を高め、体の組織づくりを助けることです。
野菜に含まれるビタミンやミネラルは、3大栄養素をきちんと摂取して効率よくエネルギーに変換するのを助けます。
野菜不足による不調は、体の変化でわかりやすいものでいうと、口内炎やニキビの発生ですね。
nishikawa安藤:口内炎もニキビも疲れや寝不足などが原因だと思っていましたが、野菜不足の可能性もあるんですね。
私の場合、野菜を積極的に食べるようにしてはいるものの、ちょっと偏りがあるんです。トマトは大好きなのですが、実はニンジンが苦手で…。
カゴメ菊川さん:野菜の好き嫌い、誰にでもありますよね。とはいえ、いろいろな野菜をバランス良く摂取いただくことが理想的です。
例えば、緑黄色野菜のように色の濃い野菜からしか摂取できない栄養素もあります。冬は大根や白菜など淡色野菜を食べる機会が増えますので、特に野菜の種類を気にしていただきたいです。
ちなみに安藤さんが苦手なニンジンですが、実は美容にも効果が期待される栄養素が豊富なんです。
ニンジンに含まれるβカロテンは、強力な抗酸化作用を持つため、紫外線による肌の老化をゆるやかにする効果が期待されます。
一方、安藤さんがお好きなトマトはリコピンが豊富。このリコピンも高い抗酸化力を持つと言われており、美容にうれしいお野菜です。
nishikawa安藤:大好きなトマトだけでなく、ニンジンも美容にうれしいとは!ニンジンにもチャレンジしていきたいです(笑)。

—— 目標量である350gの野菜をしっかりと摂取する。この課題を解決するため、カゴメではどのような取り組みをされているのでしょうか?
カゴメ菊川さん:野菜350gといっても、なかなか想像がつきづらいですよね。
そこで私たち「野菜と生活 管理栄養士ラボ®」の取り組みとして、「ベジハンド®」という単位を考案し、お伝えしています。
「ベジハンド®」とは、ご自身の手のひらで野菜のおおよその量を知るための単位。片手1杯が野菜約60g、これが1ベジハンドです。

引用:ベジハンドとは|カゴメ株式会社
nishikawa安藤:なるほど…!目標量を摂取するには、片手6杯分の野菜(6ベジハンド)を食べれば良いということですね。
カゴメ菊川さん:そのとおりです。片手6杯分(6ベジハンド)の野菜を食べると約360g。目標量である350gをしっかりとクリアできるんです!
また、私たちは「ベジハンド®」の周知と合わせ、「ベジチェック®」という機器によるサービスも提供しています。

引用:ベジチェック®|カゴメ株式会社
カゴメ菊川さん:「ベジチェック®」は手のひらにセンサーを当てるだけで、ご自身の野菜摂取量の目安を計測できる機器です。
センサーを当てるだけなので採血不要、約30秒で推定野菜摂取量が見える化できます。

nishikawa安藤:食事も睡眠も同じように、自分の状況を可視化して把握するのはとても大切ですが、一方で難しいことですよね。睡眠を研究する立場としても、痛いくらいにわかります。
しかし、可視化して自分で気づき、意識することが、状況改善への第一歩です。計測値として自分の状態を知ると「日頃からもっと気をつけよう」と心がけられますよね。
カゴメ菊川さん:私たちの狙いも、まさにそこです。実際に「ベジチェック®」を体験くださった方にお話を伺っても、「意外と足りていなかった」というお声が多いんです。
そこで野菜不足を実感された方には、「ベジハンド®」の単位を活用しながら、野菜を食べる量を増やしていただく。
「ベジチェック®」も「ベジハンド®」も、意識しづらい推定野菜摂取量を可視化して、行動変容を起こすための取り組みです。

—— 野菜を食べる量を増やす。そのためのポイントとは?
カゴメ菊川さん:野菜を無理せず、おいしく食べることです。
摂取量を増やすためにも、目標の摂取量を維持するためにも、これが何よりも大事だと考えています。
そのためには、例えば野菜ジュースやトマトなどの野菜缶詰から摂取するのもおすすめです。
外食でパスタを食べるとなったら、オイル系のメニューではなく、トマトソースのパスタを選んでみる。これだけでも野菜摂取量を上げることができます。
トマトとナスのパスタは、多くのお店で定番ですよね。
nishikawa安藤:そうなんですね!意識的に野菜を摂取しようとすると「生野菜のほうが健康に良いはず」なんて、かえって自分を縛っていたかもしれません。
カゴメ菊川さん:生野菜でなくとも、きちんと野菜の摂取量としてカウントできます。
また、自炊には冷凍野菜を活用するのもおすすめです。
収穫量が多くなる旬の時期の野菜を冷凍している製品が多いので、冷凍野菜は栄養豊富。特にキノコ類に関しては、冷凍したほうがビタミンDの吸収率が高まることがわかっています。
nishikawa安藤:「キノコは冷凍すると旨味が増す」とは聞いたことがありましたが、吸収率まで高まるとは一石二鳥ですね。
カゴメ菊川さん:そうなんです。私自身、自宅の冷凍庫には常に冷凍野菜をストックしています。
食事をおいしくいただくには、料理の見た目も大切ですよね。
「ちょっと彩りが欲しいな」と思ったときには、冷凍のホウレン草やブロッコリーを加えるのがおすすめです。
料理の見栄えと野菜の摂取量、両方を手軽にアップできます。

nishikawa安藤:野菜の摂取量を増やすためにも、食事を見栄え良く、おいしくいただく。そう思うと、野菜の摂取がより気楽になりますね。
健康的な食事を意識しようとすると、脂質や糖質は避け、見た目も食感もパサパサな、味わいも淡泊な食事をイメージしがちでした。でも、たしかにそれではなかなか継続できませんよね。
カゴメ菊川さん:管理栄養士の立場から考えると、健康的な食事とは栄養バランスの取れた食事のこと。
肉や魚は赤、ご飯やパンは黄色、野菜や果物は緑と色分けし、この3色食品群をバランス良く摂取いただくことを推奨しています。
でも、このバランスを毎日、毎食のように考えるのは大変ですよね。
大切なのはメリハリをつけること。
せっかく外食に出掛けたのに、バランスを意識するあまりに我慢するのは悲しい。私も外食では我慢しません(笑)。
その代わりに「昨夜はお肉をたくさん食べたから、今日は赤の食品群は少なめに、緑の食品群を多く食べるようにしよう」といったように、1週間スパンでバランスを整えていく。
そんなふうにメリハリをつければ、継続しやすいと思うんです。
nishikawa安藤:それなら、少しの工夫で続けられそうです!せっかく食べるなら、体も心も整うような食習慣を心がけたいですね。

—— では、健康的な食事を継続していくと、どんな変化が現れるのでしょう?
カゴメ菊川さん:特に野菜に関することですと、1日の摂取目標量である350g以上を食べている人と食べていない人を比較した結果、野菜摂取量が多いほうがワークパフォーマンスが高いという研究結果もあります。
nishikawa安藤:すごい。健康面だけでなく、パフォーマンスにも影響してくるんですね。これはまさに、睡眠も同様です。
良質な睡眠をとれている人は日中のパフォーマンスが高く、仕事に限らず、学習内容の記憶やテスト結果も向上する。さまざまな研究から、良質な睡眠をとることの前向きな効果が明らかになっています。
そこで、ひとつ気になっていたのが朝食なんです。毎朝忙しく、朝ご飯を抜いてしまう人が少なくないのかも、と…。
カゴメ菊川さん:そうなんです。朝の欠食率の高さは非常に高く、これも私たちが注目している課題のひとつです。

nishikawa安藤:その欠食率の高さにも、もしかすると睡眠の知見が生かせるかもしれません。
睡眠の質があまり良くないと目覚めもすっきりせず、朝食の準備が面倒になってしまったり、そもそも朝食をとる時間すらなかったり。
それが睡眠の改善によって目覚めが変わったなら、朝のスタイルも変わるのではないでしょうか。
カゴメ菊川さん:おっしゃるとおりですね。食と睡眠はとても密接。
食の観点からすると、夕食を済ませた直後、時間を空けずに眠りに就いてしまうと、本来は体を休めるための睡眠時間に食事を消化するためのエネルギーが使われてしまい、本当の意味での休息ができなくなってしまいます。
なので、食事から眠りに就くまでの時間を意識すると、自然と睡眠の質が向上するはずです。
nishikawa安藤:このテーマは話題が尽きませんね(笑)。
実は睡眠の観点からも、食後すぐの就寝は眠りを浅くさせる傾向にあります。
つまり、ぐっすりと眠るには就寝の2、3時間前には夕食を済ませること。
そして、深く良質な睡眠をとれれば、翌朝は朝食からしっかりと食べられる。
健康には、質の良い睡眠と栄養バランスの取れた食事が必須であることがわかりますね。

後編では、睡眠の観点から「健康」について考えます。
▶︎後編:【カゴメ×nishikawa対談】「食と睡眠」と向き合うことから始まる健康への大きな一歩|けんちょくのある暮らし
眠りの質と野菜摂取量をチェックして、“自分の状態を知る”体験をしませんか?
日本橋西川の店舗では、お客様にぴったり合うまくらの高さの可視化が可能な専用の測定器を常設しています。
今回、期間限定で野菜摂取量を推定できる「ベジチェック®」を体験いただける機会をご用意しました。
この機会に自分に合う寝具と野菜摂取量の両方をチェックして、ご自身の状態をより深く知ってみませんか?
アンケートにお答えいただいた方には特典もご用意していますので、ぜひお気軽にお立ち寄りください。
場所:日本橋西川本店、広尾店
日時:2025年8月18日(月)~31日(日)
今回は、異なる領域で皆さまの「健康」をサポートしてきた2社による、食と睡眠をテーマとした対談を前編・後編に分けてお届けします。
西川株式会社 日本睡眠科学研究所の研究員である安藤と、カゴメ株式会社「野菜と生活 管理栄養士ラボ®」の菊川さんに、専門家ならではの視点で、健康的な暮らしのヒントを語っていただきます。
前編である今回は、カゴメ「野菜と生活 管理栄養士ラボ®」の菊川さんに、現代の食にまつわる課題を伺いました。
後編では、西川株式会社 日本睡眠科学研究所の安藤が、現在の睡眠にまつわる課題を語ります。
▶︎後編:【カゴメ×nishikawa対談】「食と睡眠」と向き合うことから始まる健康への大きな一歩|けんちょくのある暮らし
目次
食と睡眠の観点から、「健康」の提供を目指す2社
—— カゴメの菊川さんとnishikawaの安藤さん。まずはお二人のお仕事について、お聞かせください。nishikawa安藤: nishikawaの社内研究機関である「日本睡眠科学研究所」に所属する安藤です。

西川株式会社 安藤
nishikawa安藤: 「日本睡眠科学研究所」では、大学・企業と協力しながら、睡眠が生体に及ぼす影響についての研究や、より良い睡眠を提供できる寝装・寝具の開発を行っています。
“良い睡眠”には、寝具や寝室環境ももちろん大きく影響しますが、運動や食事の習慣にも密接な関係があるので、今日の機会をとても楽しみにしていました。
カゴメ菊川さん:私はカゴメに所属する管理栄養士によるプロジェクト「野菜と生活 管理栄養士ラボ®」の一員として活動する菊川です。私もこの対談をとても楽しみにしていました!

カゴメ株式会社 菊川さん
カゴメ菊川さん:食べることの大切さを伝えるには、科学的根拠が欠かせません。
カゴメが運営する研究所の研究成果と、国家資格である管理栄養士の専門的な知識をもとに、食、特に野菜に関する知識をわかりやすくお伝えすることが「野菜と生活 管理栄養士ラボ®」の取り組みです。
私たちカゴメは「食べることは、生きること」だと考えているのですが、nishikawaさんの領域である睡眠も生きるうえで欠かせないもの。
今日は、「健康な生活」に必須な食と睡眠という観点で、意見交換ができたらうれしいです。
野菜の目標摂取量は350g。日本人は10年前から100g足りていない

—— 管理栄養士として、食に関する専門知識をお持ちの菊川さん。日本に暮らす現代人の食にまつわる課題とはどのようなものでしょうか。
カゴメ菊川さん:厚生労働省による「国民健康・栄養調査」の最新データによれば、野菜の1日摂取の目標量が350gなのに対し、日本人の平均摂取量は256g。これは過去10年の調査をさかのぼっても同様なんです。
ライフスタイルが変わっても野菜の摂取量は変わらずに目標値に到達できていないことが、現代食生活の課題だと感じています。
nishikawa安藤:目標となる摂取量に足りていないと、体にどんな影響が現れるのでしょうか?
カゴメ菊川さん:体における野菜の役割のひとつが、炭水化物・脂質・タンパク質から成る3大栄養素の吸収効率を高め、体の組織づくりを助けることです。
野菜に含まれるビタミンやミネラルは、3大栄養素をきちんと摂取して効率よくエネルギーに変換するのを助けます。
野菜不足による不調は、体の変化でわかりやすいものでいうと、口内炎やニキビの発生ですね。
nishikawa安藤:口内炎もニキビも疲れや寝不足などが原因だと思っていましたが、野菜不足の可能性もあるんですね。
私の場合、野菜を積極的に食べるようにしてはいるものの、ちょっと偏りがあるんです。トマトは大好きなのですが、実はニンジンが苦手で…。
カゴメ菊川さん:野菜の好き嫌い、誰にでもありますよね。とはいえ、いろいろな野菜をバランス良く摂取いただくことが理想的です。
例えば、緑黄色野菜のように色の濃い野菜からしか摂取できない栄養素もあります。冬は大根や白菜など淡色野菜を食べる機会が増えますので、特に野菜の種類を気にしていただきたいです。
ちなみに安藤さんが苦手なニンジンですが、実は美容にも効果が期待される栄養素が豊富なんです。
ニンジンに含まれるβカロテンは、強力な抗酸化作用を持つため、紫外線による肌の老化をゆるやかにする効果が期待されます。
一方、安藤さんがお好きなトマトはリコピンが豊富。このリコピンも高い抗酸化力を持つと言われており、美容にうれしいお野菜です。
nishikawa安藤:大好きなトマトだけでなく、ニンジンも美容にうれしいとは!ニンジンにもチャレンジしていきたいです(笑)。
野菜摂取レベルの「可視化」のススメ

—— 目標量である350gの野菜をしっかりと摂取する。この課題を解決するため、カゴメではどのような取り組みをされているのでしょうか?
カゴメ菊川さん:野菜350gといっても、なかなか想像がつきづらいですよね。
そこで私たち「野菜と生活 管理栄養士ラボ®」の取り組みとして、「ベジハンド®」という単位を考案し、お伝えしています。
「ベジハンド®」とは、ご自身の手のひらで野菜のおおよその量を知るための単位。片手1杯が野菜約60g、これが1ベジハンドです。

引用:ベジハンドとは|カゴメ株式会社
nishikawa安藤:なるほど…!目標量を摂取するには、片手6杯分の野菜(6ベジハンド)を食べれば良いということですね。
カゴメ菊川さん:そのとおりです。片手6杯分(6ベジハンド)の野菜を食べると約360g。目標量である350gをしっかりとクリアできるんです!
また、私たちは「ベジハンド®」の周知と合わせ、「ベジチェック®」という機器によるサービスも提供しています。

引用:ベジチェック®|カゴメ株式会社
カゴメ菊川さん:「ベジチェック®」は手のひらにセンサーを当てるだけで、ご自身の野菜摂取量の目安を計測できる機器です。
センサーを当てるだけなので採血不要、約30秒で推定野菜摂取量が見える化できます。

nishikawa安藤:食事も睡眠も同じように、自分の状況を可視化して把握するのはとても大切ですが、一方で難しいことですよね。睡眠を研究する立場としても、痛いくらいにわかります。
しかし、可視化して自分で気づき、意識することが、状況改善への第一歩です。計測値として自分の状態を知ると「日頃からもっと気をつけよう」と心がけられますよね。
カゴメ菊川さん:私たちの狙いも、まさにそこです。実際に「ベジチェック®」を体験くださった方にお話を伺っても、「意外と足りていなかった」というお声が多いんです。
そこで野菜不足を実感された方には、「ベジハンド®」の単位を活用しながら、野菜を食べる量を増やしていただく。
「ベジチェック®」も「ベジハンド®」も、意識しづらい推定野菜摂取量を可視化して、行動変容を起こすための取り組みです。
見栄え良く、バランス良く。「おいしい食事」のために野菜をとり入れてみよう

—— 野菜を食べる量を増やす。そのためのポイントとは?
カゴメ菊川さん:野菜を無理せず、おいしく食べることです。
摂取量を増やすためにも、目標の摂取量を維持するためにも、これが何よりも大事だと考えています。
そのためには、例えば野菜ジュースやトマトなどの野菜缶詰から摂取するのもおすすめです。
外食でパスタを食べるとなったら、オイル系のメニューではなく、トマトソースのパスタを選んでみる。これだけでも野菜摂取量を上げることができます。
トマトとナスのパスタは、多くのお店で定番ですよね。
nishikawa安藤:そうなんですね!意識的に野菜を摂取しようとすると「生野菜のほうが健康に良いはず」なんて、かえって自分を縛っていたかもしれません。
カゴメ菊川さん:生野菜でなくとも、きちんと野菜の摂取量としてカウントできます。
また、自炊には冷凍野菜を活用するのもおすすめです。
収穫量が多くなる旬の時期の野菜を冷凍している製品が多いので、冷凍野菜は栄養豊富。特にキノコ類に関しては、冷凍したほうがビタミンDの吸収率が高まることがわかっています。
nishikawa安藤:「キノコは冷凍すると旨味が増す」とは聞いたことがありましたが、吸収率まで高まるとは一石二鳥ですね。
カゴメ菊川さん:そうなんです。私自身、自宅の冷凍庫には常に冷凍野菜をストックしています。
食事をおいしくいただくには、料理の見た目も大切ですよね。
「ちょっと彩りが欲しいな」と思ったときには、冷凍のホウレン草やブロッコリーを加えるのがおすすめです。
料理の見栄えと野菜の摂取量、両方を手軽にアップできます。

nishikawa安藤:野菜の摂取量を増やすためにも、食事を見栄え良く、おいしくいただく。そう思うと、野菜の摂取がより気楽になりますね。
健康的な食事を意識しようとすると、脂質や糖質は避け、見た目も食感もパサパサな、味わいも淡泊な食事をイメージしがちでした。でも、たしかにそれではなかなか継続できませんよね。
カゴメ菊川さん:管理栄養士の立場から考えると、健康的な食事とは栄養バランスの取れた食事のこと。
肉や魚は赤、ご飯やパンは黄色、野菜や果物は緑と色分けし、この3色食品群をバランス良く摂取いただくことを推奨しています。
でも、このバランスを毎日、毎食のように考えるのは大変ですよね。
大切なのはメリハリをつけること。
せっかく外食に出掛けたのに、バランスを意識するあまりに我慢するのは悲しい。私も外食では我慢しません(笑)。
その代わりに「昨夜はお肉をたくさん食べたから、今日は赤の食品群は少なめに、緑の食品群を多く食べるようにしよう」といったように、1週間スパンでバランスを整えていく。
そんなふうにメリハリをつければ、継続しやすいと思うんです。
nishikawa安藤:それなら、少しの工夫で続けられそうです!せっかく食べるなら、体も心も整うような食習慣を心がけたいですね。
食と睡眠の両方がワークパフォーマンスに影響する

—— では、健康的な食事を継続していくと、どんな変化が現れるのでしょう?
カゴメ菊川さん:特に野菜に関することですと、1日の摂取目標量である350g以上を食べている人と食べていない人を比較した結果、野菜摂取量が多いほうがワークパフォーマンスが高いという研究結果もあります。
nishikawa安藤:すごい。健康面だけでなく、パフォーマンスにも影響してくるんですね。これはまさに、睡眠も同様です。
良質な睡眠をとれている人は日中のパフォーマンスが高く、仕事に限らず、学習内容の記憶やテスト結果も向上する。さまざまな研究から、良質な睡眠をとることの前向きな効果が明らかになっています。
そこで、ひとつ気になっていたのが朝食なんです。毎朝忙しく、朝ご飯を抜いてしまう人が少なくないのかも、と…。
カゴメ菊川さん:そうなんです。朝の欠食率の高さは非常に高く、これも私たちが注目している課題のひとつです。

nishikawa安藤:その欠食率の高さにも、もしかすると睡眠の知見が生かせるかもしれません。
睡眠の質があまり良くないと目覚めもすっきりせず、朝食の準備が面倒になってしまったり、そもそも朝食をとる時間すらなかったり。
それが睡眠の改善によって目覚めが変わったなら、朝のスタイルも変わるのではないでしょうか。
カゴメ菊川さん:おっしゃるとおりですね。食と睡眠はとても密接。
食の観点からすると、夕食を済ませた直後、時間を空けずに眠りに就いてしまうと、本来は体を休めるための睡眠時間に食事を消化するためのエネルギーが使われてしまい、本当の意味での休息ができなくなってしまいます。
なので、食事から眠りに就くまでの時間を意識すると、自然と睡眠の質が向上するはずです。
nishikawa安藤:このテーマは話題が尽きませんね(笑)。
実は睡眠の観点からも、食後すぐの就寝は眠りを浅くさせる傾向にあります。
つまり、ぐっすりと眠るには就寝の2、3時間前には夕食を済ませること。
そして、深く良質な睡眠をとれれば、翌朝は朝食からしっかりと食べられる。
健康には、質の良い睡眠と栄養バランスの取れた食事が必須であることがわかりますね。

後編では、睡眠の観点から「健康」について考えます。
▶︎後編:【カゴメ×nishikawa対談】「食と睡眠」と向き合うことから始まる健康への大きな一歩|けんちょくのある暮らし
【期間限定】nishikawaとカゴメのコラボレーションイベント開催!
眠りの質と野菜摂取量をチェックして、“自分の状態を知る”体験をしませんか?
日本橋西川の店舗では、お客様にぴったり合うまくらの高さの可視化が可能な専用の測定器を常設しています。
今回、期間限定で野菜摂取量を推定できる「ベジチェック®」を体験いただける機会をご用意しました。
この機会に自分に合う寝具と野菜摂取量の両方をチェックして、ご自身の状態をより深く知ってみませんか?
アンケートにお答えいただいた方には特典もご用意していますので、ぜひお気軽にお立ち寄りください。
場所:日本橋西川本店、広尾店
日時:2025年8月18日(月)~31日(日)
この記事を見た人は
こんな商品に興味を持っています
眠りの関連記事
人気記事ランキング
おすすめ記事
最近見た商品
この記事に関連するキーワード
この記事が気に入ったら
いいね!しよう