仕事や学業の都合により、どうしても平日は寝不足に陥りやすいため、週末に“寝だめ”をしようなんて考える人も多いかと思います。ところが人間は、睡眠不足を蓄積させて“睡眠負債”を増やすことはあっても、逆に睡眠を貯金=寝だめをすることはできません。
2001年の話ではありますが、あるアメリカの歴史学者が、昔の人の睡眠パターンについて、大変興味深い学説を発表し、話題になりました。それは、人間は元来、7~8時間連続して睡眠を取る生き物ではなかったというもの。
平成26年4月、厚生労働省より発表された「健康づくりのための睡眠指針2014」には、加齢と睡眠時間の関係について、とても興味深い記述があります。