2023年01月27日 カテゴリ:眠り

スリープマスターに聞いた!正しい羽毛ふとんの干し方

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スリープマスターに聞いた!正しい羽毛ふとんの干し方

私たちは、1日24時間のうち約1/3はふとんの中で過ごすと言われています。だからこそ、肌に直接触れる寝具は清潔に保ちたいですよね。そこで今回は、羽毛ふとんの正しい干し方について、nishikawaのスリープマスター萩野裕大が紹介します。

寝具をケアすることは、睡眠の質にもいい影響を与えます。詳しく見ていきましょう。

羽毛ふとんの基本的な干し方

布団を干す女性

まずは、基本的な羽毛ふとんの干し方をご紹介します。

■羽毛ふとんの基本的な干し方
・頻度は月1〜2回程度
・前日も晴れの日を選ぶ
・時間帯は10:00〜15:00
・片面1時間ずつ
・直射日光は当てず、陰干し

頻度は月に1〜2回程度、前日の湿気が残っている場合もあるため、前日も晴れた日が一番の洗濯日和です。1日の中でもっとも湿気が少ないといわれる10:00〜15:00の間で、片面約1時間ずつ干してください。

ここでよく間違いが起こりやすいのが、そのまま布団を干してしまうこと。直射日光は側地にダメージを与えてしまうため、陰干しがベスト◎直接日光に当てて干す場合は、必ずふとんカバーをつけたまま干してください。
 

梅雨や花粉など、季節特有の干し方

■梅雨や雨の日がつづく場合
・まずは裏側から干す

梅雨の季節など雨がつづく場合は、羽毛ふとんの裏側に湿気が溜まっている場合があるので、晴れ間を狙って裏側から干してあげると効率が良くなります。

■花粉が気になる場合
・ふとんカバーをつけたまま干し、カバーだけ再度洗濯をする

花粉の季節に外で干す場合は、カバーをつけたまま干し、部屋に取り込む前にベランダでカバーを外しカバーは再度洗濯すると、部屋の中に花粉が入ってきづらくなります。花粉がつきづらい素材でできた寝具もあるので、気になる方はチェックしてみてください。

外で干すのが難しい季節やベランダがない場合は、ご自宅のふとん乾燥機かコインランドリーの乾燥機を使うこともおすすめです。その際、ふとんの洗濯表記にバツがついている場合はコインランドリーの乾燥機は使えないため注意が必要です。

タンブル  

羽毛ふとんを定期的に干すことのメリット



ふとんを定期的に干すことは、睡眠の質にもいい影響を与えてくれます。その理由は、睡眠環境を衛生的な状態に保てるからです。ダニやほこりが発生するとアレルギーが発症する原因にもなりかねません。

また、ふとんに湿気が溜まると寝苦しさや臭いの原因につながる他、羽毛のへたりにもつながります。へたってしまうと羽毛のボリュームが減ってしまい、本来のあたたかさを感じにくくなります。

羽毛ふとんが持つ本来の機能が発揮されるように、定期的に干しメンテナンスをすることが重要です。定期的に干すことで、ふっくら感を持続させることができます。また、新品や収納後の開封時に、臭いが気になる場合は、折りたたんで中の臭気を押し出してあげることで、羽毛にこもった空気を入れ替えることができます。
 

実はNG!羽毛ふとんを長持ちさせるための注意点


■実はNGな羽毛ふとんの扱い方
・ふとん叩きで力強く叩くこと
・羽毛ふとんの上に重い荷物を置くこと
・圧縮袋を使って収納すること

羽毛ふとんの干し方としてよくあるNGが、ふとん叩きで力強くふとんを叩くこと。ふとんを傷める原因になるため。ふとんがわ地や詰めものを傷める原因になるため、ふとん叩きを使用する際は、ふとん表面のほこりを軽くはらう程度にしてください。

他にも、羽毛ふとんの上に重い荷物を置くことや圧縮袋を使ってふとんを保管することも、せっかくのふとんのふっくら感を損なうことになるため、あまりおすすめできません。

収納する際は一度干して湿気を取り除いたきれいな状態で、押入れやクローゼットのできるだけ高い位置(高い方が湿気が溜まりにくいため)に防虫剤と共にしまいましょう。取り出す場合も、まずは一旦干して湿気を取り除いてから使いはじめるのがおすすめです。

また、寝具を長持ちさせるためには洗濯表示をチェックすることも大切です。本当は洗濯できないふとんを自宅で洗ってしまうと、羽毛の片寄りや生地が傷む原因となります。ご自身でケアする場合は、必ずチェックしてから判断するようにしましょう。


参照:https://www.caa.go.jp/policies/policy/representation/household_goods/pdf/laundry_symbols_161128_0001.pdf


参照:https://www.caa.go.jp/policies/policy/representation/household_goods/pdf/laundry_symbols_161128_0001.pdf

nishikawaの羽毛ふとんのメンテナンスサービス



定期的にふとんを干していても、購入から10年以上経っているものや羽毛が傷んでしまったものは、干してもふっくら感が戻らず本来の機能を発揮できていない場合があります。そんな時はnishikawaの羽毛ふとん仕立て直しサービス「リサイクル&リフォーム」のようなメンテナンスサービスの活用もおすすめしています。

「リサイクル&リフォーム」は、いまご使用のおふとんを新しく作り直すサービスで、羽毛ふとんを一度解体し、羽毛を取り出して洗い新しい生地に入れ直してお戻しをしています。ちなみに、ダウン率70%以上の羽毛掛け布団であれば、当社の製品に限らず、お引き受けいたします。

※ゴア®羽毛ふとんコースに限り、特殊な生地で仕立てを行なっているため、お預かりの羽毛ふとんはダウン率90%以上の商品のみとさせていただきます。
※コースによって一部対象外の商品もございますので、詳しくは、リサイクル&リフォームのHPをご参照ください。

メンテナンスの目安は下記の7つです。  

・購入から10年以上経った
・羽毛のボリュームがなくなった
・へたってしまい温かくない
・カバーを外すと羽毛が剥き出しになっている
・ふとんがわが傷んでいる
・汗や皮脂で汚れている
・臭いが気になる

お手軽なものから念入りなものまで、さまざまなコースを用意しているため、ご自身のふとんの状況を見て合うものをセレクトしてみてくださいね。

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今回は、羽毛ふとんの基本的な干し方から、実はNGな注意点など、羽毛ふとんをより快適にお使いいただくためのポイントをお伝えしました。いい睡眠は、毎日の暮らしを豊かにしてくれるものです。ぜひお手元の羽毛ふとんのメンテナンス方法として参考にしてみてください!

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