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羽毛布団、自宅で洗濯できるの?寝具屋さんが教える羽毛布団のお手入れ方法

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羽毛布団、自宅で洗濯できるの?寝具屋さんが教える羽毛布団のお手入れ方法
ふんわり軽く、心地良い眠りへと誘ってくれる羽毛布団。保温性の高さから冬の相棒であるのはもちろん、特有の軽やかさから、夏掛けの羽毛布団を愛用している方も少なくありません。

羽毛がたっぷり詰まった羽毛布団は繊細な寝具ですが、それだけに扱い方一つで、寝心地が変わる寝具でもあります。そこで今回は、寝具のことを知り尽くしたスリープマスターが、日頃のお手入れから収納方法、替え時のチェックリストまで、羽毛布団のあれこれをお届けします!
 

羽毛布団がもっと心地良くなる「就寝前のポンポン」

ふんわりとした寝心地をキープするため、最初にチェックしたいのが羽毛布団の使い方。布団カバーをご使用でない方は、ぜひカバーを付けてみてください。カバーによって布団が守られ、耐久性がアップ。羽毛布団を丸洗いするのは容易ではありませんが、カバーならご家庭でのお洗濯も簡単!衛生面も向上します。

ちなみにカバー選びのポイントは、軽いものを選ぶこと。重いカバーだと内部の羽毛がつぶれてしまい、せっかくのふんわり感が損なわれてしまうからです。

また、就寝前の習慣にしたいのが、内部の羽毛をならすこと。ちょっぴり面倒に聞こえるかもしれませんが、方法はとても簡単。布団全体を手でポンポンと軽く叩けば、それだけで偏っていた羽毛が均一に広がります。ぜひ、おやすみ前のルーチンにしてみてください。きっと寝心地が変わるはず!
 

布団を強く叩くのはNG!知っておきたい天日干しのポイント

就寝前のポンポンを習慣化するとともに、月に1~2回の頻度で行いたいのが天日干し。

ただし気をつけたいのが、側生地の劣化。側生地とは、布団の中身を包んでいる生地のことです。長時間紫外線に当たることで劣化してしまい、傷みの原因になってしまうんです。

そこで天日干しのポイントは、布団カバーを付けた状態で干すこと。カバーを使用されていない方は、シーツで覆ってもOKです。この状態のまま、表裏を片面1時間ずつ干せば十分。天気が良く乾燥した日を選び、特に湿気の少ない午前10時~午後3時の時間帯に干すのがおすすめです。

また、布団を干すときのNG行為は強く叩くこと。かつては布団を叩くとダニやホコリが取れる、というのが通説でしたが、実はあまり効果がなく、むしろ叩くことで側生地(羽毛布団の中身を包んでいる生地)が傷んでしまうこともあります。ダニやホコリ対策には、天日干しの後、布団の表面に軽く掃除機をかけましょう。

晴れの日にご自宅にいられなかったり、花粉の付着が気になったり、天日干しが難しい方にはコインランドリーがおすすめ。布団に対応した大型の乾燥機を使って湿気を飛ばすことができます。
 

羽毛布団は自宅で洗濯できるの?特有のニオイ対策もご紹介!

羽毛布団のニオイを嗅ぐ女性のイラスト
羽毛布団を使用されている方に多い疑問が「丸洗いできるの?」ということ。その答えを知るには、洗濯表示をチェックしてください。ウォッシャブルの表示があれば、ご家庭での洗濯が可能です。表示に沿った方法で、お洗濯をしてください。

ウォッシャブルの表示がない場合にはクリーニング店や専門業者へ相談してみることをおすすめします。ウォッシャブルでない羽毛布団を頻繁に丸洗いすると品質低下につながるため、頻度は3~4年に一度。できるだけ汚さないためにも、やはり、布団カバーのご使用がおすすめです。

ちなみに羽毛特有のニオイが気になることがありますが、羽毛は天然素材。グースやダックの羽を用いているため、どうしても特有の臭いが出てしまうもの。

そんなときには羽毛布団を押して、内部の空気を出し、布団全体を振って新しい空気を取り込んでみてください。内部の空気が入れ替わり、ニオイが和らぐはずです!
 

濡らして汚れてしまった場合はどうする?

布団を干していたら、思いがけず雨が…。急な天候の変化で、羽毛布団が濡れてしまったというときは、すぐに乾いたタオルで叩くようにして拭いてください。その後、ドライヤーの温風を当てて乾かすと良いでしょう。

また、おねしょなどで汚してしまったときは、熱めのお湯で固く絞ったタオルを用いて、軽く叩くようにして汚れをタオルに移します。このとき、擦らないように注意です。タオルは数枚用意して取り替えながら拭き、ニオイが取れたら日光に干し、両面を十分に乾かします。

汚れが落ちない、広範囲に渡っている場合は、クリーニング業者へ相談することをおすすめします。
 

来季も心地良く使うために!羽毛布団の正しい収納方法

お手入れ方法と合わせて知っておきたいのが、羽毛布団のしまい方!ふんわりボリュームがあるだけに「しまうのもひと苦労!」という方も多いと思いますが、正しい収納方法を実践するだけで、次のシーズンにもふんわり感をキープできるんです!

まず、長期間使わないときは天日干しをしてからしまいましょう。先にお伝えした日頃のお手入れと同様のポイントに注意しながら、しっかり湿気を除去してからしまうことが鉄則です。

気になる収納方法ですが、羽毛布団専用のバッグやきれいにお洗濯した使い古しのシーツに包んで収納しましょう。このとき、防虫剤を一緒に仕込むのもおすすめです。

ちなみにシーツを使用するときには、ふんわり包むこと。きつく包んだまま収納すると、せっかくの羽毛がつぶれてしまい、ふんわりとしたボリュームが戻らなくなる可能性があるからです。

そして、収納場所は湿気の少ないところ!特に押し入れにしまう方が多いと思いますが、羽毛布団の上に何かを重ねることはせず、一番上にしまいましょう。これも羽毛をつぶさず、ふんわり感をキープするためのポイントです。
 

羽毛布団の替え時は「お疲れ様チェックシート」で確認!

こうした日頃のお手入れをしていても、いつか買い換えやリフォームのタイミングが訪れます。買い換えやリフォームのタイミングは購入から約10年が目安ですが、使用頻度や使い方によるため一概には言えません。

そこで参考にしていただきたいのが「お疲れ様チェックシート」!下記のチェック項目に一つでも当てはまれば、買い換えやリフォームの検討時かもしれません。

羽毛布団の「お疲れ様チェック度」の図

また、こまめに状態をチェックいただくことで、ご家庭での修繕が可能なケースもあります。例えば、羽毛がちょっと飛び出しているくらいなら、飛び出した羽毛を裏側からつまみ、引き戻してあげればOK!引き戻したら、その部分を指でこすり、生地目をならしてあげましょう。反対に羽毛を引っこ抜くと側生地の穴が広がり、さらに羽毛が飛び出してしまうので要注意。
 
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いかがだったでしょうか?羽毛布団のふんわり心地良い寝心地をキープすることは、質の高い眠りを得ることに直結します。今回の記事を参考にしていただき、お手持ちの羽毛布団と長いお付き合いをしてくださいね!     

スリープマスター

富下 瞳

眠りのスペシャリスト「スリープマスター」は、nishikawa・日本睡眠科学研究所認定の資格取得者。眠りのメカニズムや、寝具についての知識を保有し、快適な睡眠環境づくりのアドバイスを行います。テレビ・ラジオ・雑誌など多方面のメディアで幅広く活躍しています。

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