2020年09月30日 カテゴリ:眠り

意外と知らない!布団屋さんが教えるマットレスの基本の使い方

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意外と知らない!布団屋さんが教えるマットレスの基本の使い方
寝心地を大きく左右するマットレスですが、ほかの寝具との組み合わせや日頃のお手入れ方法をはじめ、正しい使い方を知らない人も多いのではないでしょうか?
 
そこで今回は、眠りと寝具のことを知り尽くしたスリープマスターが、マットレスの基本の使い方をレクチャー。寝具のプロが教えるポイントを押さえれば、寝心地はもちろん、マットレスの持ちもアップしますよ!

マットレスを直置きするなら「除湿シート」をプラス!

ベッドとの組み合わせが基本のマットレスですが、床に直置きし、敷き布団の感覚で使用される方もいらっしゃいますよね。
 
ただし、マットレスの素材によっては、結露によるカビの発生に要注意!床とマットレスのあいだに生じる温度差から結露が起こり、その水分からカビが発生する恐れがあるんです。
 
これを防止するには、除湿シートの使用がおすすめ。床とマットレスのあいだに除湿シートを敷くだけで、カビの原因となる結露を防ぐことができます。
 
また、除湿シートの下にスノコを重ねると、さらなるカビ対策に!マットレスを直置きにしても清潔に、安心してお眠りいただけます。

 

正しく重ねて快眠!「マットレス+3つのアイテム」

カビ対策の除湿シートに加え、ベッド派の方にも、直置き派の方にも知っていただきたいのが、マットレスを軸とした寝具の組み合わせ方!
 
以下の4アイテムを正しく組み合わせることで、より快適にお眠りいただけるだけでなく、マットレスやベッドフレームも長持ちします。


【1】ボックスシーツ
4つのうち、最も上に重ねるのがボックスシーツ。ベッドパッドとマットレスをすっぽり覆うことのできるシーツのことですが、シーツの端にゴムが仕込まれ、さらには立体縫製されていることから、フラットシーツよりもズレにくいのが特長です。
 
【2】ベッドパッド
シーツの下、マットレスの上に重ねるのがベッドパッド。「汗取りパッド」とも呼ばれ、睡眠中の汗からマットレスを守る役割を果たすと同時に、寝心地もアップ!頻繁にお洗濯できるよう、洗い替え用に何枚か持っておくのがおすすめです。
 
【3】マットレス
お洗濯が容易なボックスシーツとベッドパッドを上に重ねることで、マットレスを清潔に保つことができます。ちなみに寝心地を大きく左右するのは、マットレスの内部に仕込まれた素材。ポケットコイル、ボンネルコイル、ウレタンなどといった複数の種類があるので、ご自身の身体とお好みに合った素材を見つけてくださいね!
 
【4】除湿シート
直置きの際にもご紹介した除湿シートは一番下に。ただし、10cm以上の厚みがあるマットレスの場合には、この順序ではなく、ベッドパッドとマットレスのあいだに敷くのが適切です。
 
以上の4つがあれば十分ですが、ひとつのオプションとしておすすめしたいのが「敷きパッド」、別名「パッドシーツ」です。マットレスの上に重ねるベッドパッドに対し、敷きパッドはシーツの上に重ねるアイテム。直にお肌に触れるため、肌触りを重視した素材が多いのが特長です。
 
肌触りだけでなく、機能性の高さも敷きパッドの良いところ。汗取りや除湿に特化した夏用や、同じく夏におすすめのクールタイプ、保温性に優れた冬用はもちろん、夏用と冬用のリバーシブルタイプもあるので、用途に合わせて選ぶことができます。
 

敷き布団との組み合わせがお好みなら「オーバーレイ」を

マットレスとの組み合わせに関して多いのが、「敷き布団と組み合わせても大丈夫?」というご質問です。
 
その答えはずばり、マットレスと敷き布団は組み合わせてもOK!マットレスが身体を支え、柔らかな敷き布団が一カ所に集中しがちな身体の圧力を分散してくれます。
 
ただし、2つを重ねることで生じる高さとズレには要注意!落下の可能性も考えられるため、特に年配の方は注意が必要です。安全面を考えれば、オーバーレイタイプのように、重ねることを前提としたマットレスを選ぶのがおすすめですよ!

 

長持ちすることに加え、ふっくら感もアップする「天日干し」!

最後にご紹介するのが、日頃のお手入れ方法です。ボックスシーツやカバーは、週に一度はお洗濯をすること。そしてちょっぴり面倒でも、マットレスは週に一度の天日干しをしましょう。
 
除湿シートのご使用をおすすめしている通り、湿気はマットレスの天敵。晴天の日を選び、1~2時間程度の天日干しをすることで湿気は除去できますが、ポイントはマットレスをひっくり返し、両面に日光を当てること。より湿気を除去できるだけでなく、ふっくらとした寝心地がよみがえりますよ!
 
ただし、ウレタン素材のマットレスを使用されている方は要注意!ウレタンは紫外線による劣化が著しいため、日陰を選び、風通しの良い場所に干すようにしましょう。ご自宅に風通しの良い場所がない場合にはエアコンや扇風機を活用し、室内に干すのもおすすめです。
 
また、マットレス表面のホコリなどが気になる場合には、洋服用ブラシを使い、軽く汚れを払えばOK!反対に布団叩きでパンパンと叩くのは、NGです。表層に生えた見えないカビを、奥まで押し込んでしまう可能性があるからです。
 
 

快眠のためには「ベッド周りと湿度」を要チェック!

日頃のお手入れによって寝心地がアップ!さらにはマットレスの持ちも良くなりますが、合わせて行いたいのが寝室環境の見直しです。ここでもポイントになるのが湿気対策。特にベッド周りの環境を見直すことが湿気を防ぎます。
 
ベッド下に収納ボックスを並べている方も多いと思いますが、ぎゅうぎゅうに並べた状態では空気の通りが妨げられ、湿気がたまる原因に…ベッド下にはゆとりを持たせることが大切です。
 
また、壁に面してベッドを配置されている方は、壁とベッドのあいだに5~10cmほどの隙間を空けてみてください。その隙間が空気の通り道となり、カビ対策につながります。
 
さらに朝起きたら窓を開け、換気をすることも湿気対策に。そして、寝室の湿度は60%以下に保つことが大切。部屋の湿度が高いとカビが発生しやすくなるだけでなく、寝苦しさの一因にもなります。
 
マットレスを長持ちさせるためにも、快眠のためにも、寝室の湿度をチェックしてみてくださいね!
 
***
 
今回はマットレスについてお届けしてきましたが、マットレスは、実はクリーニングを依頼するのが難しい寝具。
 
クリーニング店で対応できるのは、内部の素材がウレタンかつ、あまり厚みのないマットレスに限られていることが多いため、ぜひ、ご自宅でのお手入れを習慣化し、心地良い眠りを手に入れてくださいね!
 
 

スリープマスター

富下 瞳

眠りのスペシャリスト「スリープマスター」は、西川・日本睡眠科学研究所認定の資格取得者。眠りのメカニズムや、寝具についての知識を保有し、快適な睡眠環境づくりのアドバイスを行います。テレビ・ラジオ・雑誌など多方面のメディアで幅広く活躍しています。

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