2023年02月20日 カテゴリ:眠り

【寝具メーカー直伝!】効果的なマットレスや敷き布団の正しい使い方

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【寝具メーカー直伝!】効果的なマットレスや敷き布団の正しい使い方
寝心地を大きく左右するマットレスですが、ほかの寝具との組み合わせや日頃のお手入れ方法をはじめ、正しい使い方を知らない人も多いのではないでしょうか?
 
そこで今回は、眠りと寝具のことを知り尽くしたスリープマスターが、マットレスの基本の使い方をレクチャー。寝具のプロが教えるポイントを押さえれば、寝心地はもちろん、マットレスの持ちもアップしますよ!

そもそもマットレスとはどんな役割があるの?

マットレスは寝ている間の体を負担のかからない快適な状態に近づけてくれるアイテム。そのほか、床の硬さや冷たさから身を守り、クッション性・断熱性・保温性を兼ね備えています。

マットレスには大きく3種類あります。


【フロアマットレス】

ベッドを使用せず、床の上で敷き布団として1枚で使うタイプ。
ベッドに乗せて使用する場合は、ベースマットの併用がおすすめです。


【ベースマット】

ベッドフレームを使う際、フロアマットレスの下に敷いて、強度を補強するアイテム。
お使いの敷き布団の「底つき感」が気になる場合などにもおすすめです。

 

【ベッドマットレス】

ベッドフレームの上に乗せて1枚で使うタイプのマットレス。

【プラスワンアイテム(オーバーレイ)】

マットレスの上に、1枚プラスオンして寝心地を向上させるアイテム。敷き布団は変えずに寝心地を変えたい場合などにもおすすめです。

特にウレタン製のマットレスを敷くメリットは下記の4つ!
・種類や構造によって寝心地や機能性が異なり、自分にぴったりの製品を選べる
・メンテナンスが従来の布団より簡単
・ほこりが出にくい
・軽くて取り扱いが簡単!
 

ベッドマットレスに正しく重ねて快眠!3つのアイテム

ベッド派の方にも、直置き派の方にも知っていただきたいのが、マットレスを軸とした寝具の組み合わせ方!
 
以下のアイテムを正しく組み合わせることで、より快適にお眠りいただけるだけでなく、マットレスやベッドフレームも長持ちします。



【1】シーツ
4つのうち、最も上に重ねるアイテム。汗や皮脂などの汚れからマットレスを守る役割があります。ベッドパッドとマットレスをすっぽり覆うことのできるシーツのことですが、シーツの端にゴムが仕込まれ、さらには立体縫製されていることから、フラットシーツよりもズレにくいのが特長です。

おすすめアイテム
[エアー]専用ラップシーツ(ニットタイプ)

 
【2】ベッドパッド
シーツの下、マットレスの上に重ねるのがベッドパッド。「汗取りパッド」とも呼ばれ、睡眠中の汗からマットレスを守る役割を果たすと同時に、寝心地もアップ!頻繁にお洗濯できるよう、洗い替え用に何枚か持っておくのがおすすめです。
 
【3】除湿シート
ベッドマットレス使用の場合は素材を問わず、ベッドマットレスとベッドパッドの間に除湿シートを敷きます。
また、除湿シートを敷き布団やフロアマットレスと一緒に使う場合は、床と敷き布団などの間に除湿シートを敷きます。



おすすめアイテム
サラネル


以上の3つがあれば十分ですが、ひとつのオプションとしておすすめしたいのが「敷きパッド」、別名「パッドシーツ」です。マットレスの上に重ねるベッドパッドに対し、敷きパッドはシーツの上に重ねるアイテム。直にお肌に触れるため、肌触りを重視した素材が多いのが特長です。
 
肌触りだけでなく、機能性の高さも敷きパッドの良いところ。汗取りや除湿に特化した夏用や、同じく夏におすすめのクールタイプ、保温性に優れた冬用はもちろん、夏用と冬用のリバーシブルタイプもあるので、用途に合わせて選ぶことができます。
 

マットレスのお手入れ方法とは?

日頃のお手入れ方法です。シーツやカバーは、週に一度はお洗濯をすること。そしてちょっぴり面倒でも、マットレスは週に一度湿気を取り除く意味で、乾燥をしっかりさせましょう。
 
【敷き布団の場合】
特に綿わた敷き布団の場合、晴天の日を選び、1~2時間程度の天日干しを行いましょう。時間帯は湿気の少ない10時~15時頃がおすすめです。
また、表面のホコリなどが気になる場合には、洋服用ブラシを使い、軽く汚れを払えばOK!反対に布団叩きでパンパンと叩くのは、NGです。中の繊維を傷めてしまう可能性があるためです。
 
【ウレタンマットレスの場合】
ポイントは風通しの良いところに立てかけるなどして、乾燥させることが重要です。特に、裏面は湿気が溜まりやすいので注意しましょう。

また、ベッドマットレスや分厚い敷き布団をお使いの方は乾燥させるのが大変なため、除湿シートの使用をおすすめしています。
ポイントは風通しの良いところに立てかけるなどして、乾燥させること。特に、裏面は湿気が溜まりやすいので注意しましょう。あまり風通しがよくない場合には、エアコンや扇風機を活用してください。
また、ベッドマットレスや分厚い敷き布団をお使いの方は乾燥させるのが大変なため、除湿シートの使用をおすすめしています。

 

マットレスを長持ちさせるための使い方は?

長年使用していると段々体に合わなくなってきます。普段からできるポイントを確認していきましょう!

●定期的に天地をひっくり返す(腰の位置をずらす)
●分割できるものは腰の部分と他の部分を入れ替える
●敷き布団シーツを定期的にお洗濯する(週1回を推奨)


長く使う為のポイントとしては、正しいメンテナンスを実施すること。
ウレタンの場合、湿気を含んだ部分をしっかり乾燥させるようにしましょう。

また、壁に面してベッドを配置されている方は、壁とベッドのあいだに5~10cmほどの隙間を空けてみてください。その隙間が空気の通り道となり、カビ対策につながります。

ただ、体に合わないものを使い続けることによって、別の問題へと繋がる恐れもあるため、耐用年数を過ぎていたり、体への違和感を感じた場合はお買い換えを検討してください。


ぜひ、ご自宅でのお手入れを習慣化し、心地良い眠りを手に入れてくださいね!

 
 

スリープマスター

富下 瞳

眠りのスペシャリスト「スリープマスター」は、nishikawa・日本睡眠科学研究所認定の資格取得者。眠りのメカニズムや、寝具についての知識を保有し、快適な睡眠環境づくりのアドバイスを行います。テレビ・ラジオ・雑誌など多方面のメディアで幅広く活躍しています。

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