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睡眠不足はあの病気の引き金に!?

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睡眠不足はあの病気の引き金に!?
睡眠不足になると、イライラしたり注意力散漫になったりしますよね。じつは、そのほかに、自律神経のバランスが乱れることによって内臓機能が低下します。それが原因で血管が収縮し、血液循環やホルモンバランスが崩れる自体に――。結果、高血圧症や糖尿病を悪化させたり、がんにかかりやすくなる可能性も十分に考えられるなど、大切な健康を損なうリスクをはらんでいるのです。
 
ここで重要になってくるのが「自律神経」。簡単に説明すると、内臓や血管の機能をコントロールする神経のことです。睡眠中でも呼吸や胃腸の動きなどが続けられているのは、自律神経が働いているから。また、自律神経は「交感神経」と「副交感神経」という2つに分けられます。一般的に、日中は交感神経が活発で、カラダが活動的な状態になります。逆に夜は、副交感神経が活発でゆったりとリラックスした状態に。そして、この2つの神経がうまくバランスを取り、どちらも高いレベルで活動しているときに、カラダがもっとも良い状態を保てると言われています。
 
交感神経の活動レベルは年齢による衰えはあまりありません。しかし、副交感神経の活動レベルは30~40歳くらいからガクッと急降下してしまいます。そのときにストレスが加わると、自律神経のバランスが崩れやすくなり、その結果、体調を崩す人が多いそう。たとえば、血管が収縮して高血圧のリスクが上がったり、血流の悪化が原因で肝臓や腎臓機能が低下し、糖尿病の進行速度が上がることも。
 
また、免疫力低下による病気の発症も心配です。その1つが「がん」。がんは特別な病気ではなく、健康なカラダにも毎日何千個ものがん細胞が生まれています。ただ、カラダの免疫システムが日夜、がん細胞と闘い取り除いてくれているので、発症にいたっていないのです。ですから、自律神経の乱れから免疫力が低下してしまうと、必然的にがん細胞も増殖してしまう恐れがあります。
 
「年齢による衰えがあるんじゃ仕方がない」と思う人もいるかも知れません。しかし、思いがけない病気を防ぐためにも、普段から自律神経のバランスを整えておくことが大切です。
 
そのために必要なのが、根本となる「質の良い眠り」。睡眠をしっかり取れている人は、副交感神経の活動レベルが上がり、自律神経のバランスもバッチリ。特に、寝入りも寝起きもスムーズで、夜中に目覚めることのない、深い眠りが理想的。しっかりとした睡眠が、自律神経や内分泌系の機能を整えてくれ、私たちの健康を維持してくれます。

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