羽毛布団

羽毛布団 (羽毛ふとん) DOWN

西川の羽毛布団は、たっぷり空気を含み、眠る人を、ふんわり、心地よいぬくもりで包みます。
その高い品質は、どんなに手間と時間がかかっても妥協しないものづくりから生まれます。
原毛の買い付けから羽毛の精製、仕上げまで全ての工程を自社で行い、
厳しい基準に合格した商品だけをお客さまのもとへお届けしています。

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西川の商品情報「羽毛布団」についてご案内します。
西川の羽毛布団は、たっぷり空気を含み、眠る人を、ふんわり、心地よいぬくもりで包みます。
その高い品質は、どんなに手間と時間がかかっても妥協しないものづくりから生まれます。

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羽毛布団の特長

一般的に「羽毛布団」は「ダウン(綿羽)」と、「スモールフェザー(小羽根)」を混合したものが使われます。詰めものに「ダウン」を50%以上使用したものが「羽毛布団」で、50%未満のものは「羽根布団」と区別されます。 「ダウン」とは、グース(ガチョウ)やダック(鴨)などの水鳥の胸のあたりに生えている、ふわふわした綿羽です。一羽のグースから「ダウン」は10g程度しかとれません。羽根軸がなくたんぽぽのような形(ダウンボール)で、保温性に大変優れ、汗などの湿気を吸って拡散する特性もあるため、「ダウン」をたくさ ん使った「羽毛布団」は保温性だけでなく、布団内の湿度も調整します。耐久性にも優れ長期間使用でき、吸放湿性が高いのでお手入れも簡単です。

羽毛布団の品質の違い

①ダウンとスモールフェザーの混合率

ダウンの割合が多いほど、保温性と調湿性に優れています。スモールフェザーは、ダウンと混合することで弾力性を発揮します。

②鳥の種類と産地

鳥の種類と産地大きな鳥の方がダウンボールが大きいため、ダックよりもグースの羽毛の方が品質が優れています。特に、4~5年飼育された親鳥(マザーグース)は上質です。また、寒い地域で育った鳥ほど、保温性・かさ高性に優れた羽毛が採れます。最上級のダウンは、北極地方のアイスランドやグリーンランドの海岸のみに生息するアイダーダックで、希少価値が高く、素晴らしい保温力を発揮します。

③羽毛の量とかさ高

一般的に、羽毛布団の中に入っている羽毛の重さはシングルサイズで1.1~1.3kg。羽毛布団の暖かさは、ため込む空気の量で左右されます。同じ重さでも、羽毛が備えているかさ高性(ダウンパワー)が優れている程、ふんわりとやわらかく、保温性に優れています。
※ダウンパワーとは、布団の中の羽毛のふくらみを1g当りの体積(cm3/g)で示したものです。一般的に、布団の中の羽毛は、常に約1.4kg/m2(約14パスカル)の加圧を受けていると想定されています。(海外基準と同一。)

④羽毛が片寄らないキルティング

羽毛布団は、いくつものマス目に区切ったキルト縫製ですが、縫製の仕方によっては使っている間にマスからマスへ羽毛が移動します。それによって羽毛に片寄りが出てくると、特に首周りの羽毛が少なくなるため、保温性がなくなってしまいます。羽毛が片寄らない工夫がされたキルティングかどうかも選ぶポイントになります。

⑤羽毛を包む側生地

ダウンは針の先であけた小さな穴からも吹き出してしまうため、羽毛布団の側生地には高密度で織られた生地を用い、さらにダウンプルーフ加工(目潰し)が施されます。また、羽毛のふくらみを邪魔せず、体にフィットするやわらかな風合いの素材が適しており、超長綿や、リヨセル(テンセル)などがおすすめです。

⑥衛生面

動物性素材の原毛は臭いの元である油分を含んでおり、ゴミや不純物も残っています。高品質な羽毛布団は、原毛がきれいになるまで徹底的に洗浄され、羽毛の汚れや塵、ファイバー(切れた羽毛)を取り除き、高温乾燥することで殺菌されています。さらに、抗菌防臭、防ダニ加工などの衛生加工が施されているものもあります。中身が見えない羽毛布団ですが、毎日安心して眠れるよう、衛生面にもこだわって選ぶことをおすすめします。

⑦品質表示とトレーサビリティ

品質表示は寝具メーカーにとって責任と信頼の証です。品質表示タグには、ダウン混合率、原毛の産地、重量、側生地素材などが明記されていますので確認してください。また、羽毛布団のトレーサビリティを開示しているメーカーもあり、選ぶ基準となります。

羽毛布団のお手入れ方法

干し方

羽毛布団は、天日に干すか、または、風通しの良い日陰に干しましょう。月に1~2回、天気のよい乾燥した日に、午前10時から午後3時ごろまでに干すのがおすすめです。片面1時間くらいを目安に、両面干しましょう。布団のがわ生地の傷みや汚れを防ぐために、シーツやカバーでおおった状態で干してください。(がわ生地がシルク素材の場合は、日干しはせずに風通しの良い日陰に干しましょう。)
また、よく羽毛布団を干したあとに、パンパンと強くたたいている方を見かけます。がわ生地や中身の羽毛が傷みますので、強くたたかないようにしましょう。

洗い方~羽毛布団

厚手の羽毛布団は基本的には洗えません。肌掛けのような薄手のタイプであれば、ご家庭で水洗いできるものもあります。汚してしまったときは、まずは、商品についている品質表示タグをチェックしましょう。部分的に汚れてしまった場合は、濡れた布ですぐに拭き取ったり、つまみ洗いなどをしたあとに、十分に乾燥させることがおすすめです。

洗い方~カバー

羽毛布団には、上質でやわらかい素材のカバーをおすすめします。カバーはこまめに洗濯してください。カバーの内側についたヒモを布団のループにセットしていただければ、ズレにくく、がわ生地の傷みや汚れも防げます。また羽毛布団に直接衿布等を縫い付けたり、安全ピンを使ったりすると、その縫い目や針穴から羽毛が吹き出す原因となりますので、おやめください。

収納・保管について

羽毛布団を良く乾燥させてから、通気性の良いもの(綿素材のシーツなど)に包み、湿気の少ない場所で保管しましょう。中身の羽毛がつぶれてしまうと、羽毛本来の力を発揮できなくなってしまいます。上には重いものを乗せずに、押し入れなどの上段にしまってください。
ダニやカビを防ぐため、使わない間でもときどき日に干し、押入れも乾燥させたほうがよいでしょう。

羽毛の吹き出し、ニオイについて

羽毛の吹き出し

羽毛布団を長年使用していると、ファイバーと呼ばれる小さい羽毛や羽軸(うじく)が、生地の間や縫い目から出てくることがあります。これは、使っている間のもみや摩擦などが原因なので、羽毛布団の性質上、やむを得ないものです。また、フェザーが出てきた場合は、そのまま引き抜くと羽毛が絡まって余計に出てくることになります。出てきてしまった場合は、がわ生地の内側からつまんで戻してください。その後、出ていた跡は指先や爪先でこすって生地目を潰すように押しましょう。
羽毛の吹き出しや、へたり、汚れ、臭い(汗や皮脂汚れによるもの)などが目立ち始めたら、お買い替えの目安です。

ニオイについて

羽毛は動物性の天然素材なので、買ったばかりの羽毛布団は、多少特有のニオイがすることがあります。また、生地の加工によるニオイが残っている場合もありますが、日干ししたり、使っているうちに徐々に薄くなりますので、心配いりません。
(西川の羽毛布団は、充分な洗浄を行っていますので安心してご使用ください。)

羽毛布団についてのよくあるご質問

羽毛が吹き出してきました。
羽毛布団は、羽毛の吹き出しを防止するための加工(ダウンプルーフ加工)を施しておりますが、布団の機能を高めるためにはある程度の通気性も必要です。そのため、多少生地目や縫い目から羽毛が吹き出すことがあります。
そのまま引き抜くと羽毛が絡まって余計出てくることになりますので、側地の内側からつまんで戻し、出ていた場所を爪の甲で生地目を潰すように押してください。使用年数による側生地の劣化やクリーニングなどの負荷によっても発生する場合もあります。しかし、吹き出し量があまりにも多い場合は、購入店又はメーカーにご相談ください。
羽毛布団のにおいが気になります。
羽毛は動物性の素材なので、使用初期や湿気がこもった場合ににおいをやや強く感じることがあります。
陰干ししていただくことで徐々に薄らいでまいります。羽毛は繰り返しの洗浄を行っていますので安心してご使用ください。
羽毛布団は丸洗いできますか?
基本的には洗えません。
水洗いをすると、側生地のダウンプルーフ加工が取れてしまい、羽毛が吹き出しやすくなります。
どうしても汚れが気になる場合は信頼のおける布団丸洗い専門のクリーニング業者にご相談ください。
羽毛布団はコインランドリーで洗えますか?
コインランドリーでのお洗濯、並びにタンブル乾燥(機械による乾燥)は形状変化を起こしますのでお控えください。どうしても汚れが気になる場合は信頼のおける布団丸洗い専門のクリーニング業者にご相談ください。
布団乾燥機はダニコースなどの高温設定でも使えますか?
問題ありません。
布団乾燥機の温度で影響を受けることはないと考えておりますが、詳細については布団乾燥機の取扱説明書をご確認ください。

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