企業・団体向け導入実績

ANAエアポートサービス株式会社

国内最大の便数規模を誇る羽田空港において、ANAグループの空港運営会社として設立され、国内、国際共に、最大のハンドリングシェアとなる。旅客サービス業務、グランドハンドリング業務、オペレーションサービス業務など空港地上支援を通して、お客様の安全で快適な空の旅を地上から支えている。

ANA AIRPORT SERVICES ANAエアポートサービス株式会社

二年次社員向けの安全教育研修に、
睡眠教育(nishikawaの快眠セミナー)を取り入れました。

安全推進部 長谷川 碧 様

安全推進部 長谷川 碧 様

1.実施概要

入社2年目社員に向けた安全教育研修の一環として、「睡眠教育(nishikawaの快眠セミナー)」を20年度より継続的に実施しています。

安全推進部では安全に関わる方針や社内規定に基づき、安全監査や安全推進施策の企画、立案等を行っています。その中で安全教育は必須研修です。2年目社員は、1年間現場での業務に従事し、空港ハンドリングなどの自身の業務を理解した上で、改めて業務を行う上での安全意識の再確認や未然防止活動の重要性を学ぶ機会として、研修を行っています。20年度は592人、21年度は366人に対して、10月~3月までの期間、各回20人のグループに分けて、オンラインで開催しました。その中のカリキュラムのひとつとして睡眠教育を設定し、睡眠の基礎知識と重要性、各部署の勤務パターンに合わせた生活リズムについての知識付与を行っています。

2.実施に至った経緯

羽田空港では、様々なプレッシャーの中での「接客業務」や高い集中力が求められる「航空機周辺の特殊車両操作」の業務を24時間稼働のシフト勤務という、一般的な日勤者と異なる睡眠環境下で行っています。特に、早朝時間帯では居眠り運転などの危険を含む作業があるため、効率的に良質な睡眠・仮眠を取るための知識を伝えたいと考えていました。そこで、睡眠改善プログラムも実施した西川様に睡眠教育を依頼し、2年目の全社員に伝えられる研修の機会を活用しました。「自分自身が安全のために何ができるのか?」という視点を安全教育の中に盛り込んで、心身共にいきいきと仕事に取り組むための健康管理として、睡眠の重要性を伝えることを重点的に取り組みました。

3.実施した結果

自分自身の生活にも直結することなので、興味関心を持って参加していました。実施後のアンケートを見ても満足度は高いです。「今後、自身の睡眠環境を改善したいですか?」という質問も、20年度と21年度共に「はい」と回答した人が90%前後となっています。「自分のシフト勤務パターンに合わせた理想の生活リズムも知ることが出来たので、それに向けて取組みやすくなった」という声もありました。

また、社内の人間が説明するよりも、社外講師としてnishikawaのスリープマスターが説明するという事が良い付加価値になっていました。日本睡眠科学研究所の知見をもとにした、睡眠環境という観点からお話をされていて納得感もありました。

4.今後の展望

現在、安全教育として時間を確保しているのは新入社員と2年次社員のみです。引き続き2年次社員に向けた睡眠教育は行っていきたいと思っています。今後は、より幅広い年齢層にむけた睡眠知識付与の機会や、マネジメント層への睡眠・仮眠の重要性の理解促進を図りたいです。

また早朝、夜勤勤務などシフト勤務の休憩時間での、仮眠を積極的に促したいと考えています。仮眠スペースのnishikawaベッドの活用を含めて、誰もが気持ちよく使用できるように環境や仕組みの整備をすすめ、より良い仮眠のためのコンテンツを配信し続けたいと思っています。
そしてこのような活動を通して、今後もANAエアポートサービスとして、ゆるぎない安全と確かな品質で、安心と信頼を届けていきたいと考えています。

企業向け睡眠ソルーション事業「nishikawaの睡眠改善プログラム」を
ANAエアポートサービスの従業員を対象に実施いたしました。