共同研究
産・官・学各界の研究者と推進している
共同研究の成果をご紹介します。
好みの触感のピロータオルで寝ると幸せ度アップ!?
一般的なピローケースやタオルに比べて、自分の好みの触感のピロータオルを頬に当てて使うことで、身体にどのような変化が見られるか検証しました。結果、自分の好みの触感のピロータオルを使うことで、主観的な幸せ感だけでなく、幸せホルモン(唾液オキシトシン)が増え、ストレス(唾液アミラーゼ)が減る傾向が認められました。
■試験概要
被験者
- 20~60代 男女11名(男性6名、女性5名)
方法
- まくら上に試料(一般的なピロ―ケース、一般的なタオル、好みのタオル※1のいずれか)を被せ、頬を乗せて1分間安静。頬を乗せる前後の身体状態を測定※2し、各試料によって状態の変化に違いが認められるか観察した。なお試料に頬を乗せる前に課題※3を行い、ストレス状態が一定になるようにした。
- ※1 好みのタオルは、事前実験において触感の異なるタオル8種を手で触り、「リラックスできる」「気持ちいい」「顔に触れるところで使用したい」「しあわせを感じる」に対して各5段階で評価し、各被験者ごとに質問の合計得点が高い試料を選択した。
- ※2 身体状態の測定は、唾液アミラーゼ濃度および唾液オキシトシン濃度、主観評価(ストレス感、リラックス感、幸せ感に対して「とても当てはまる」「やや当てはまる」「あまり当てはまらない」「まったく当てはまらない」の4段階評価)を行った。
- ※3 課題は「数値探索」とした。画面上部に最大値、最小値どちらを探すか表示され、画面下部の数字群の中から適したものを選択する作業を繰り返した。
- ※ 被験者はアイマスクを装着し、被験者には試料が分からない状態とした。
- ※ 試料の順番は被験者ごとにランダムとして休憩を挟み連続して実施した。
- ※ 室内温湿度は23℃60%RHとした。
■試験フローイメージ

■試験結果
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2ー1.結果 主観評価【幸せを感じる】(頬で触れた後)
[結果]
「今の状態について、最も当てはまるものを選んでください【幸せを感じる】」という質問に対して、「当てはまる」と回答した者の割合※一般的なピローケース:9% 一般的なタオル:36% 好みのタオル:100%
➡ 好みのタオルをピロータオルとして使用することで、幸せを感じやすいことが示された
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2ー2.結果 唾液アミラーゼ濃度(変化量)
[結果]
頬に当てて使用した際に、一般的なピローケースにくらべて、一般的なタオルだとストレス値が増加する一方で、好みのタオルだとストレス値が減少する傾向あり -
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2ー3. 結果 唾液オキシトシン濃度(変化量)
[結果]
頬に当てて使用した際に、一般的なピローケースに比べて、好みのタオルだと唾液オキシトシンが約7倍に増加 -
DR4構造🄬(4層特殊立体構造)マットレスでも検証!
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DR4構造®マットレスを1週間使用することで、幸せホルモンの分泌量がアップするといった結果も得られている。
この結果からは、良いマットレスで眠ると、幸せの感受性が高まり、日中に同じ刺激を受けても幸せを感じやすくなったり、イライラしにくくなることが期待される。
➡ マットレスとピロータオルの相乗効果でより幸せに!?
- M Ando et al.:Glycative Stress Research., 11(4): 163(2024)
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