ミタムーの『種からタオル作り』 〜第4回 夏休み、ついに花咲く!編〜
2018.08.30
作るタオルのことなら何でもお任せ!東京西川のタオル課所属、タオルソムリエの三田村哲也(通称:ミタムー)。趣味はタオル、特技はタオル、三度の飯よりもタオルが好きというミタムーが、“綿の種をまき、綿を収穫し、それを撚ってタオルを作る”という挑戦を始めました!暑い夏を経て、綿の花は咲いたのでしょうか?
タオル課マネージャー/今治タオル工業組合認定「タオルソムリエ」
三田村哲也
タオル課歴11年目。社内屈指のタオルマニアで、人は彼を“Mr.タオル”“タオル道に生きる男”と呼ぶとか呼ばないとか…。「私が死んでもタオルは残る!そんなふうに、長く愛されるタオルを作りたいです!」。
タオル課歴11年目。社内屈指のタオルマニアで、人は彼を“Mr.タオル”“タオル道に生きる男”と呼ぶとか呼ばないとか…。「私が死んでもタオルは残る!そんなふうに、長く愛されるタオルを作りたいです!」。
ミタムー、綿の成長はどうですか…って、日焼けしましたね!
夏休みを挟んだこともあり、ミタムーに会うのは久しぶり。
「いやあ、TUBEが似合う暑い夏でしたっ!夏休みは、子どもの野球クラブのサポートをしてね。息子が野球少年で、昔はコーチもしたんだけど、いまは父兄としてサポートしてるの。応援にも力が入って、大声で叫んじゃったよ!」
矢印の先には、野球少年に交じるミタムー。馴染みすぎていて、ぱっと見つけられません(笑)。タオルを語るときと同じよう、興奮して応援する様子が目に浮かびます!
話題を戻して…綿の成長具合は?
――ついつい夏休みの話題になってしまいましたが、綿の成長具合はいかがでしょう?
「7月下旬、あっという間に隣のナスに背を越されてしまいました(笑)。でもよく見ると、支え棒よりは大きくなっているんですよ!今年は台風が直撃したでしょう。この連載が志半ばで終わってしまわないよう、夜中に何度も綿の無事を確認して、箱入りどころか重箱入りで育てました(笑)」
あれっ、よく見ると蕾が!
――はっ…この写真よく見ると、蕾がありませんか!?
「(ニヤリ)よくお気づきで!かわいい蕾ができたんですよ〜!」
「日に日に大きくなって、なんと1mを超えました!ナスもゆうに追い越して、幹も太いんだよ。先月お神輿を担いできた甲斐があったなあ!」
「欲張っていくつも植えていたら、いまごろナスは綿に圧倒されてしまっていただろうねえ。人間、何ごとも欲をかかず、だね!」
綿の成長から人間の真理を学んだミタムーなのでした。
ついに花が!これが綿の花です。
そしてついに開花!
みなさん、これが綿の花です。何となく白い花を想像していましたが、違った…!
「綿はアオイ科。アオイ科で観賞用の花というと、ハイビスカスが有名だね。言われてみれば、どことなく似ている気がするでしょう?手塩にかけて育てたから、もうかわいくてかわいくて…!」
うれしいお知らせがもうひとつ
「ふふふ、実はもうひとつお知らせがあるんです。コチラをご覧あれ!花が咲き、萎んだ部分が“コットンボール”と呼ばれる実になりました!」
――おおっ!初めて見ました。それで、それで?
「コレが乾燥して、茶色くなって、弾けて…」
――弾けて…?
「ふわふわの綿が出てくるんです!つまり、綿の収穫まであと少しということ。9〜10月には綿ができると思うので、ここまできたらこの連載も一安心しても良いのではないでしょうか。まあみなさん、大船に乗ったつもりで、次回をお楽しみにね!ハッハッハ!」
…ということで、綿は順調に成長中。ミタムーはすっかり安心している様子ですが、編集部としては何もトラブルが起きないことを祈るばかりです。
次回は「いよいよ綿の収穫!」をお届けする予定です。ミタムーの挑戦は続く…。
■ミタムーの歩み
・第1回 綿の種まき編は、コチラ
・第2回 綿の芽は出るのか…!?編は、コチラ
・第3回花が咲くまで、タオルへの熱い想いを語る!編、コチラ