【末端冷え性】防寒具がない!そんな時はタオルで即席温活がおすすめ
2026.02.12
使う
手足に強い冷えを感じる末端冷え性。季節を問わず、時間によって急に冷え込んだり、外出で予想外に冷えたりと、末端の冷えに悩まされている人も多いのではないでしょうか?
そんな時には、実はタオルが味方!冷えを一時的に解消したい時の応急処置に、即席の防寒具として活躍できるんです。
今回は末端冷え性の原因と、タオルを活用した冷え性対策をご紹介。冷え性の改善に向けた“温活”に関する著書も持つ、「イシハラクリニック」の石原新菜先生にお聞きしました。
イシハラクリニック副院長・健康ソムリエ理事
石原新菜先生
帝京大学医学部卒業。同大学付属病院の研修医を経て、父・石原結實医師が院長を務める「イシハラクリニック」にて漢方医学と自然療法、食事療法により、さまざまな病気を治療。健康ソムリエの講師としても活躍し、メディア出演や講演会、執筆と幅広く活動。近著の『カラダを温めて冷えをとる!温活365』(内外出版社)のほか、海外出版に向けに翻訳された書籍も。
帝京大学医学部卒業。同大学付属病院の研修医を経て、父・石原結實医師が院長を務める「イシハラクリニック」にて漢方医学と自然療法、食事療法により、さまざまな病気を治療。健康ソムリエの講師としても活躍し、メディア出演や講演会、執筆と幅広く活動。近著の『カラダを温めて冷えをとる!温活365』(内外出版社)のほか、海外出版に向けに翻訳された書籍も。
寒さだけじゃない、末端冷え性の原因とは?
体の末端である手足が冷えてしまう末端冷え性。しかし、冷えの原因は「単に寒いから」では片付けられないようです。
「末端冷え性の根本的な原因は、血行不良です。体の末端にある手足は血液のポンプ役である心臓から遠く、血行が悪化すると血液や栄養素が届きづらくなる結果、冷たくかじかんでしまいます」
では、どうして血行が悪化してしまうのでしょう?
その原因について石原先生は、「何事も便利になった現代社会のライフスタイルにあります」と指摘します。
「“朝飯前”という言葉があるように、昔の人たちは朝食を食べる前にもちょっとした仕事のために体を動かし、移動するにも自分の足で歩くのが基本。
ですが、昔の人たちに比べ、現代人は体を動かす機会が少なく、それに伴い筋肉量が低い。これが血行不良や冷えに悩む人が多い理由なんです」
「なんとなく不調…」を引き起こす、冷えは万病の元
筋肉量をすぐに増やすのは至難のワザですが、「冷えは万病の元。我慢を続けたままでは、あらゆる不調に見舞われかねません」と石原先生。
「血流の役割は全身の細胞に酸素や栄養素を届け、不要になった二酸化炭素や老廃物を回収すること。この働きが低下すると内臓にも不調が表れます。
胃痛、便秘、下痢、お腹の張り、頭痛、肩こり、腰痛、足のむくみやつり、生理痛の悪化や生理不順、さらには美容にも悪影響をもたらし、乾燥肌やシミ・くすみの原因にもなります。
また、冷えによって寝付きが悪くなったり、明け方に目覚めてしまったり、睡眠の質も低下してしまいます。そうした“なんとなくの不調”の原因にが冷えにあるといっても過言ではありません」
一方、石原先生は「冷え性は大きく3つにタイプに分けられ、末端冷え性は軽度な部類です」とも指摘します。
「冷え性は軽度な順に、末端型、下半身型、内蔵型の3種類。
全体的な体温は保たれているものの、手足だけが冷えている状態が末端型。上半身の体温は保たれているにもかかわらず、下半身が冷えている状態が下半身型。のぼせている感じがするのに内臓が冷えた状態が内蔵型です」
最も深刻な内蔵型になると、文字通り、お腹の不調をはじめとする内臓のトラブルが顕著に。しかし、軽度な部類の末端冷え性なら、改善の余地は十分にあるということです。
今すぐ温めたい!職場も自宅も、タオルで末端冷え性対策
とはいえ、今のライフスタイルをガラッと変えるのは、現実的ではありませんよね。生活の中で、細かなタイミングでもあたためる意識作りが大切になります。
そこで注目したいのが、「タオル」。
この身近なアイテム、実は使い方次第で一時的な防寒対策として頼りになります。
「タオルのパイルは、温かい空気を含みやすくアイテムとして効果的です。洗って清潔に保てる点も◎」どれも石原先生のお墨付きです。
ほかのあったかアイテムがない状況でもタオルで簡単にできる対策を知っていれば安心。
今回は、寒い時の救世主として使いたい、タオルを使った簡単冷え性対策を「オフィス編」と「おうち編」に分けてレクチャーします。
オフィス編
暖かい空気は上に向かう性質があるため、暖房の効いたオフィスでも足元はひんやりなんてことも。また、パソコンに向かう姿勢が続いていると血行が悪化。冷えにつながってしまうため、タオルを用いたストレッチも効果的です!
ひざ掛けにも腹巻きにも、一時的なブランケット代わりに!
やわらかくボリューミーなタオルは、一枚かけるだけでもふんわりと温まります。ブランケットを洗濯していたり、手元になかったりする際に、サラッとかけて使うのも手軽でおすすめです。

「太ももや腹部には大きな血管が通っているため、ここを温めると効率的に血行を改善でき、冷えの解消にもつながります」
おすすめのnishikawaタオル

擦るだけで効果を実感!手の乾布摩擦
タオルで肌を擦り、刺激を与える「乾布摩擦」。
皮膚が刺激されることで、血流が良くなり、健康や美容に役立つと言われています。具体的には、血流が促進されることで自律神経が整い、免疫力向上やアレルギー症状の緩和、風邪予防にも効果的です。
▼さらに詳しく知りたい方はこちらの記事をチェック!
乾布摩擦の美容効果とは?注意点や効果的なやり方をわかりやすく解説
そんな乾布摩擦は、冷えが気になる手先の応急処置にも有効です。

さらに、タオルで指を包むようにして擦りながら、爪の横をつまむように刺激すると温まります。
おすすめのnishikawaタオル

しなやかな綿で織られた4重ガーゼは、すべすべ柔らかな肌触りです。乾布摩擦の場合、肌にやさしいガーゼタイプがおすすめですよ。
座りながらでOK!簡単タオルストレッチでポカポカに
◎指先がかじかむときにおすすすめストレッチ

簡単ですが、これだけで筋肉運動が促され、血行が良くなるストレッチです。
◎肩周りの冷えやコリが気になる方へおすすめストレッチ

デスクワーク中に冷えて、血行が悪くなりダルさやコリを感じる時にサッとできるストレッチ。凝り固まった筋肉をほぐすことを意識して行いましょう。
<おすすめのnishikawaタオル>

nishikawa Design Lab
サイズ|フェイス(34×80cm)
カラー|ブラウン
価格|1,980円(tax in)
ブラウンとブルーの大人っぽい配色と波をモチーフにしたデザインは、目に止まる鮮やかな一枚。オフィスでもおしゃれに使えます。
首を温めて血行促進!ふわっと温まるタオルマフラー
首のあいた服を着ていると、空調が強い時などにぐっと冷えを感じることもありますよね。
「首は脳と全身を繋ぐ大事な器官。リンパ節が集中しており、太い血管が通っています。全身の血液循環に大きな影響を及ぼすことから、冷えてしまうと全身の不調に繋がります」


首にタオルを巻くだけでゆっくりと温まるので、手軽に暖をとることができます。
おすすめのnishikawaタオル

ふわっと軽いのにボリュームも感じられる人気の<あまわた>。極甘撚りと無撚糸の2種類を使用しロングパイルに織られているため、温かい空気を包みやすく、首回りをふんわり温めてくれます。
イスの冷たさが気になる方へ!こっそりできるタオル座布団
「タオルは保温性が高いので、分厚めのタオルを座面に敷くだけでもお尻周りがあたたかくなります」
お尻が冷えてしまうと、骨盤内の血行が悪化し婦人科系の臓器やその他の内臓の冷えにも直結してしまいます。
「実は、肛門周辺にも多くの血管が集まっているんです。この周辺を温めることで、胃腸や子宮、膀胱などお腹の中にある内臓の血行が良くなります」

硬めの椅子に座るときなどに使うと、クッション代わりにもなりお尻への負担も軽減されます。
おすすめのnishikawaタオル

洗うたびふわふわなボリューム感がアップする<moussepuff>。しっかりとした厚さで、長く快適に使い続けられます。ウォッシュタオルやフェイスタオル、スマートバスまで自由に選べるサイズ展開も!
おうち編
毎日ではなくても、ふと気づいた時に身近なタオルがあれば抜け目なしに温活ができます。
温活の定番、ホットタオルは入浴中にも活躍!
水に濡らしたタオルを軽く絞り、レンジでチン。首や肩、腰などのコリや冷えを感じるところにホットタオルを当てると効果的です。

さらに、湯船に浸かるときにも有用!
石原先生が推奨する浸かり方は「浴槽のフチにホットタオルをセットし、首を預けるように浸かる」こと。入浴中はタオルをお湯で温めて使うとお手軽です。
これなら湯船から出てしまう首までポカポカ。
「タオルは半身浴にも便利。タオルをストールのように肩に掛け、背中を覆うだけでも上半身の冷えを防げるんです」

▼ホットタオルの作り方や美容法について詳しくはこちら!
蒸しタオル(ホットタオル)の作り方や効果を解説!いいことずくめのセルフケア方法を紹介
おすすめのnishikawaタオル

肌にやさしいガーゼ素材と温かい空気を包むパイル素材の二面を、その時の気分や用途によって使い分けられる一枚。さらに、洗うたびにボリュームがアップするのでヘタリを気にせず洗えます。
あったか靴下は洗濯中!そんな時は簡単に作れるタオルレッグウォーマーで代用
おうちにいる時は、もこもこ靴下で足元を温める方も多いはず。ですが、洗濯に回してしまい、うっかり手元にない!といった緊急時に活躍するのがこちら。
「応急処置として、普通の靴下にプラスして、足首にタオルを巻いて温めるのが手軽でおすすめです」と石原先生。


心臓から一番遠い足先は、血行が悪くなりやすい場所。
「さらに3首(首・手首・足首)は、筋肉や脂肪が少なく血管が表面に近いところを通っているので、熱が逃げやすい場所です」
おすすめのnishikawaタオル

吸水性と速乾性に優れたパフィールコットン使用のタオル。薄手で扱いやすく、足元に巻くのにちょうど良い使い心地です。カラーバリエーションも豊富なので、便利なタオルとして揃えておくのもおすすめ◎。
足先の冷たさが気になって眠れない…!そんな時は就寝前の足先タオルストレッチ
「スムーズに眠りに就くには手足から熱を放散させ、深部体温を下げる必要があります」
しかし、冷え性の状態では体内の熱を逃さないよう防衛本能が働き、スムーズな入眠に必要な熱の放散が阻害されてしまうとか。
「そんな人はぜひ、オフィス編でもご紹介したタオルを握るストレッチを足にも応用してみてください」

就寝前に過度な運動は禁物ですが、この程度ならOK。足先が温まることで、スッと眠れるようになるはずです
おすすめのnishikawaタオル

厚みのある<moussepuff>は細めに巻くことで、きゅっと握りやすくなります。カラフルなストライプがらは、綿本来が持つやわらかさを引き出すために糸を先染めに。多色の糸で織りなすデザイン性にこだわりました。
タオルをおまもりに。体の調子を整える
タオルを活用した即席温活法は、いかがだったでしょうか?
ご自宅はもちろん、タオルを職場にも1、2枚常備しておくだけで、いざという時の寒さも凌げる救世主に!
そして、末端冷え性の改善の1つとして「タオルを活用しながら、少しずつでもライフスタイルを変えていくことが大切です」と石原先生は言います。
「適度な運動を心掛け、湯船にしっかりと浸かる。食事に関しても昔の人をお手本に、おみそ汁や納豆をはじめとする発酵食品を食べるようにすると、冷えの改善につながります。特に冬場は体を温める根菜類を積極的に食べると良いですよ」
便利な世の中ですが、ご自身の健康を思えばこそ、昔の暮らしを少しだけ意識。
タオルも味方に健康的な毎日を送れたなら、おのずと冷えも改善され、「最近、なんだか調子良いかも?」と思えるはずです。
Photo │ Shiho Akiyama
Text │ Kyoko Oya
もふもふ触感でやわらかく軽い風合いの<もふわた>。特殊加工で作られた無撚糸のためボリューム感もたっぷりで、温かい空気を包み込んでくれるはず。