「疲れているのに眠れない」「布団に入ってもなかなか寝付けない」「アラームが鳴る前に起きてしまう」などでお悩みの方は、快眠に必要な栄養素を食で補ってみるのも一つの手かもしれません。快眠に必要な食事の要素をnishikawaがピックアップ。忙しくてなかなか自炊できない方でも簡単に作れる“快眠スープレシピ”を、スープ作家の有賀薫さんに作ってもらいました！

 

【調理時間10分】寝つきが悪い方におすすめ！
やさしい辛味で体の深部をあっためるチーズタッカルビスープ

日本でも人気の韓国料理・チーズタッカルビをスープで再現。寝つきが悪い原因の一つに、深部体温（直腸内の体温）が下がらないことが上げられます。深部体温を下げるには、一度上昇させる必要があるのですが、そんなときにぴったりなのが唐辛子。唐辛子に多く含まれる「カプサイシン」が身体を温め、深部体温を下がりやすくしてくれるので、スムーズに入眠しやすくなります。食べ応えがあるので、これ1品でも満腹感が得られますよ！胃に負担にがかからないよう、辛みは調整してみてくださいね♪

▼材料（2人分）
鶏もも肉…1枚（約300ｇ）
A鶏肉用の下味
コチュジャン…大さじ２
　　砂糖…小さじ２
しょうゆ…大さじ１
　　すりおろしにんにく…少々
たまねぎ…1/2個
キャベツの葉…3～4枚（200ｇ）
ごま油…大さじ１
溶けるチーズ…ふたつかみ
唐辛子粉…少々

▼作り方
①鶏肉は一口大に切り分け、Aを混ぜて漬けておく。たまねぎは薄切り、キャベツは手でちぎる。
②鍋にたまねぎ・キャベツ・ごま油を入れ、水200mlを加える。鍋にふたをして、中火で3分煮る。
③全体を混ぜ、味付けした１の肉を野菜の上にのせ（調味料もゴムベラなどですくってすべて入れる）3分蓋をして蒸したのち、水400mlを加えて4〜5分煮る。溶けるチーズを加えて、溶けかけたら火を止める。お好みで唐辛子粉をふって完成！
 
 

【調理時間10分】ストレスを和らげたい人はこれ！
高菜ともやし、豚肉のスープ

日々忙しく、ストレスで眠れない人におすすめのスープはこちら！ストレスを和らげるホルモン「セロトニン」の分泌を促す「トリプトファン」は、食事からしか摂ることができません。豚肉はその「トリプトファン」だけでなく、疲労回復に効く「ビタミンB1」も多く含まれているので、疲れた心と身体にぴったりな食材。高菜と豚肉の旨味がマッチして、ごはんも進む一品です！
 
▼材料（2人分）
豚バラ薄切り肉…80～100ｇ
豆もやし…1袋
高菜漬け…40ｇ
しょうゆ…大さじ1
白ごま…適量
 
▼作り方
①豆もやしはさっと洗って鍋に入れ、水50mlを加えて中火にかけ、蓋をして約4分加熱する。加熱し終わったら、湯切りをして水分は捨てる。
②豚肉をハサミで切ってもやしの上にのせ、高菜漬け・水400ml・醤油を加えて、加熱する。
③約5分加熱し、豚肉が煮えたらしょうゆで味を調え、白ごまをふって完成！
 
 

【調理時間5分】コンビニ素材で簡単！
胃に優しい！ 焼き鳥と大根おろしのスープ

本来夕食は眠る2〜3時間前までに食べるのが適切とされていますが、忙しいとそうも言ってられません。そんなときにおすすめなのがこちら。消化に良い大根おろしを使っているので、胃の負担になりにくいスープです。また、使う焼き鳥もコンビニやスーパーのホットスナックコーナーにあるものでOK！レンジで簡単にできるので、手軽に作れるのが魅力です。
 
 
▼材料（2人分）
焼き鳥（皮、塩味）…2本（缶詰でもOK）
大根…10㎝
しょうゆ…少々
青ねぎ…適宜
 
▼作り方
①大根は皮をむき、すりおろしてマグカップに入れる。焼き鳥を串から外し、マグカップの大根おろしに埋め込むように入れて、マグカップのふち下1～2センチまで水を足す。
②ラップをかけ、600Wのレンジに1分半～2分かける。
③しょうゆで味を調え、好みで青ねぎをのせたら完成！
 
 
これから本格的に寒くなる季節。手軽に作れる簡単スープで疲れた心と身体を温めて、快眠を手に入れてみてください！