柔道と医学という“二刀流”に挑む朝比奈沙羅選手を、タオルで応援!
2020.03.05
知る全力で頑張るアスリートをタオルで応援する本企画。今回ご登場いただくのは、柔道と医学という“二刀流”に挑む朝比奈沙羅選手です!
朝比奈選手は東京オリンピックの柔道女子日本代表を目指すも、惜しくもその座をつかむことは叶わなかった。それでも前を向き、「補欠選手を目指しています」と力強く語ります。朝比奈選手の原動力をヒモ解くとともに、柔道の魅力から楽しみ方、さらにはリフレッシュの時間に欠かせないタオルのことまで、じっくり伺いました!
柔道 女子78キロ超級
朝比奈 沙羅 選手
小学2年生から柔道に取り組む。78キロ超級選手として活躍し、2017年の世界選手権では銀メダル、2018年の同選手権では金メダルを獲得。両親ともに医療従事者であることから自身も医師を目指し、独協医大医学部医学科のAO入試に合格。2020年春より医大生に。
小学2年生から柔道に取り組む。78キロ超級選手として活躍し、2017年の世界選手権では銀メダル、2018年の同選手権では金メダルを獲得。両親ともに医療従事者であることから自身も医師を目指し、独協医大医学部医学科のAO入試に合格。2020年春より医大生に。
勝利へのロマンとパッションが柔道の醍醐味!
――まずは柔道との出合いから聞かせてください。朝比奈選手が柔道を始められたきっかけは、何だったのでしょうか?
自宅のテレビで観ていた、アテネオリンピックがきっかけです。男子100キロ超級で金メダルを獲得された、鈴木桂治先生の柔道に惹きつけられました。鈴木先生は、100キロ級でも活躍されていた選手。アテネオリンピックには100キロ超級の選手として出場していましたが、そのときの体重は、ほぼ100キロだったはずです。自分よりも大きな選手と戦って、投げて勝つ姿に心をつかまれました。「なんて、かっこいいんだろう」って。
アテネオリンピックが開催されたのは、私が小学2年生のときです。当時はまだ、柔道が礼儀を重んじる競技だと知らなくて。でも、自然と背筋が伸びたというか、鈴木先生が戦う姿を見ながら正座をしている自分がいたんです。全身に鳥肌が立つような感覚まで、しっかり覚えています。そして柔道の総本山と呼ばれる「講道館」に通い始め、もう15年になりますね。
――朝比奈選手が感じる柔道の醍醐味とは、どこにあるのでしょう?
私は思いきり相手を投げるといった、華のある柔道をするタイプではないんです。技の華々しさ以上に、強い選手と対峙して、苦しい想いをしながらも勝つという、その過程にロマンを感じます。
なかには「スポーツは勝敗がすべてではない」という方もいますよね。でも私は、勝利を目指してこそ、キツい練習にも、勝ち負けにも価値が生じると考えていて…そうやって勝つことにパッションを注ぐからこそ、長く続けられています。
自分を支える言葉は「夢は大きく、目標は身近に」
――勝利に重きを置けばこそ、辛いことも多いのではないでしょうか?
そうですね。柔道はコンタクトスポーツなので、カラダやケガの痛みは付きものです。でも、その痛みはポテンシャル。自分はもっと強くなれるという伸びしろの部分が、痛みとして現れているんだろうなって。痛さに愚痴を漏らしつつ、なんだかんだと練習に打ち込んでいます(笑)。
――「痛みは伸びしろ」。そうした考え方は、なかなかできません。痛みさえもポジティブに捉えられる、そのパワーの源を教えてください。
柔道を始めたころから、オリンピックで金メダルを獲るという目標がありますね。なかでも「夢は大きく、目標は身近に」という、恩師の言葉が支えになっています。小学生が「オリンピックチャンピオンになる!」って言うと、ものすごく大きな夢じゃないですか。あまりにも大きくて、叶うかどうかわからない。けれど大きな夢に向かって、少しずつ目標をクリアしていく。すると浮世離れしていたはずの夢が、現実的になっていくんです。
東京オリンピックに関しては、私は代表の座をつかめませんでした。
それでもいまは、オリンピックの補欠選手を目指しています。補欠選手を目指せるのも、「夢は大きく、目標は身近に」という言葉のおかげ。練習にしても大会にしても、目前の勝負ひとつひとつに意味があって、目の前にある目標をクリアしていくことが未来につながる。そう思えばこそ、代表を逃したいまも、前を向けています。
やりたいことを詰め込んだ“色とりどりの人生”に!
――しかも朝比奈選手は柔道と並行して、お医者さんを目指していますよね。医学部受験にも合格され、4月からは医大生。ものすごいことです。
医師になることは、柔道を始める前からの夢なんです。自分の人生は一回きり。一回きりの人生なんだから、やりたいと思ったことは全部詰め込みたいんです。険しい道を選んでいる意識はなくて、興味のあること、面白いと思ったことは、最後までやり遂げたいという感覚ですね。
――すると、柔道や医学のほかにも、興味のあることが?
ありますね!やってみたいことが、本当にいっぱいあるんです。自分がいつまで柔道を続けていくのか、いまはまだ、私自身にもわかりません。ただ、どんな競技にもカラダの限界がやって来て、それは柔道も変わりません。だから引退後の生活を想像したりもするし、現役でいられる時間には何ができるのかも考えます。想像し始めたら、止まりませんね(笑)。
特にいまは、ラグビーに興味津々です。柔道は勝っても負けても自分の責任ですが、ラグビーは仲間のミスで自分が負けることも、自分のミスが仲間の足を引っ張ることもありますよね。それってすごく難しいというか、深いなと思って。この深さを学べば柔道にも、今後の人生にも活かせるはず。こうした学びも含めて、色とりどりの人生にしていきたいんです。
スポーツタオルは癒しのお風呂上がりにもぴったり!
――色とりどりの人生!とても素敵な言葉ですね。では、人生に欠かせない息抜きの時間、朝比奈選手のリフレッシュ方法を教えてください。
最近では、ラグビー観戦が息抜きになっていますね。あとはお風呂。私、お風呂が大好きなんです。ゆっくり湯船に浸かりながら、音楽を聴いたり歌ったり(笑)。なかでも青山テルマさんが大好きです。とてもハッピーなオーラのある彼女ですが、幼いころにはいじめを経験していたと知って。それでも自分を貫いて、成功をつかんだテルマさんの姿に元気をもらいます。尊敬しているし、大ファンです。
――「お風呂」というキーワードが出てきたところで、“お風呂のお供”であり、“トレーニングのお供”についても聞かせてください。今回、ご使用いただいた[QUICK(クイック)]は、いかがでしたか?
私は汗っかきなので、吸水性の高さに感動しました。カラダを拭くのにも、トレーニングマシンを拭くのにも使いましたが、サッと汗が拭き取れたんです。それにサイズ感もお気に入り。私、お風呂上がりには、バスタオルよりもフェイスタオル派なんですけど、カラダが大きいのでフェイスタオルだとちょっと物足りなくて。それが[QUICK]のスリムバスタオルサイズでは解消されました。
――ありがとうございます!そうなんです。スリムバスサイズは、フェイスタオルよりも長めの作りなんです。
そうですよね。このサイズがお気に入りだし、厚手のふわふわとした手触りも気持ち良いです。タオルにはこだわりがなかったのに、ちょっと意識が変わりましたね。あと、色もかわいい。タオルの色がかわいいと、テンションが上がるんだなって(笑)。私は青が好きなので、特にブルーの[QUICK]を愛用させてもらっています。
“推し選手”を見つけて、柔道をもっと身近に!
――お気に入りのタオルで、テンションを上げてくださいね!それでは最後に、今後に向けた朝比奈選手の展望をお聞かせください。
東京オリンピックの補欠選手を目指して、4月の最終選考に挑みます。全日本女子柔道選手権大会への出場も決まっているので、タイトルを獲れるように鍛錬するのみです。その後については未定ですが、みなさんにはぜひ、柔道に注目してもらいたいと思います。オリンピックを観戦するにも、推しの選手を見つけてもらうと、もっと柔道を楽しめますよ!
――推し選手ですか!
いまの柔道は判定で勝敗が決まることも多いので、初心者の方が観戦されるには、ちょっと難しい面もあると思うんです。でも、推し選手を見つけてもらえたら、柔道が身近に感じられるはずです。競技中の個性はもちろん、競技前の過ごし方も人それぞれ。テレビ中継では競技前の選手が映されることも多いので、注目してみてください。試合直前までおしゃべりをしている選手もいれば、お昼寝をしている選手もいるし、誰とも話さず精神統一をしている選手もいます。
あと、個性が光るのが、試合前に選手が行うルーティンですね。ジャンプをしたり、顔を叩いたり、気合いの入れ方も個性的なんです。こんな視点から柔道を見てみると、ちょっと印象が変わると思うし、“推し”がいたほうが応援しやすいですよね。みなさんの応援が選手の力になりますし、私自身もひとりの柔道家として、柔道への関心が高まることが励みになります。ぜひ、“推し”を見つけて、柔道日本代表にエールを送ってください!
■今回のタオルはコレ!
[Quick(クイック)]
※商品情報は記事公開時点のものです。
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