【タオルと私】スヨンさんの「韓国女優が実践するタオル美容」とは?
2019.02.15
知る2月16日(土)公開の日韓合作映画『デッドエンドの思い出』。吉本ばななさんの同名小説を原作に、春の名古屋を舞台に撮影された作品です。この映画で主演・ユミを演じたのが「少女時代」のメンバーとして人気を博し、女優としても活躍するスヨンさん。唐突な別れに傷つきながらも、名古屋で出会う人々に癒やされ、過去を清算していく女性をしなやかに演じていますが、スヨンさんはこの作品から何を感じ、どう演じられたのでしょう?映画のお話はもちろん、タオルから美容のお話まで、たっぷり伺いました!
女優
スヨンさん
1990年2月10日、韓国広州生まれ。2007年にアイドルグループ「少女時代」のメンバーとして韓国デビューし、日本でも人気を博す。現在は女優としても精力的に活動。幼少期を日本で過ごした経験から日本語が堪能であり、自身初となる映画主演を務めた『デッドエンドの思い出』でも流暢な日本語を披露している。
1990年2月10日、韓国広州生まれ。2007年にアイドルグループ「少女時代」のメンバーとして韓国デビューし、日本でも人気を博す。現在は女優としても精力的に活動。幼少期を日本で過ごした経験から日本語が堪能であり、自身初となる映画主演を務めた『デッドエンドの思い出』でも流暢な日本語を披露している。
映画脚本・日本語原作・韓国語訳の3つをもとに役作り
──小説家・吉本ばななさんの短編小説を原作とした、映画『デッドエンドの思い出』。脚本を読まれたときの第一印象から聞かせてください。
脚本を読む以前に、この役をいただけたことに感激しました。なぜなら私は、吉本ばなな先生の大ファン!先生の小説は韓国でも人気が高く、多くの作品が翻訳されています。しかも『デッドエンドの思い出』は、先生自身が「これまで書いた作品の中で、一番好き」と話されている小説だったので、まずは原作から読み始めました。
読み終えて、とても癒やされました。女性なら、誰しもが共感できる物語だと思います。悩みを抱えている人、傷ついた人を優しく慰めるようなフレーズ、たくさん詰まっているんです。すごく心に響きました。癒やされるのと同時に「私に表現できるだろうか?」という不安も沸きあがりましたが、それも少しずつ、解消されていきました。
映画の脚本・日本語で書かれた原作・韓国語訳された原作の3つを読み比べながら、主人公のユミをどう演じるべきか、じっくり考えたんです。監督にも相談しましたし、西山役を演じた田中俊介くんにも相談しました。「私はこう演じようと思うけれど、日本の人たちは、どう受け取ると思う?」って。田中くんはとても柔軟性のある俳優さんで、すごく助けられました。
自身の性格にフィットした、穏やかな名古屋の空気
──そうして創りあげられたお芝居はもちろん、ロケ地となった名古屋の景色も印象的です。オール名古屋ロケと聞きましたが、名古屋に滞在され、どんな印象を持たれましたか?
名古屋は「少女時代」のライブツアーで何度も訪れた、馴染み深い場所です。でも、長期滞在は初めて。映画の撮影のため、約1ヵ月間、名古屋に滞在しましたが、そもそも海外の土地に、こんなにも長くとどまったのは初めてです。
海外で初めて経験する長期滞在の場所が、名古屋で良かった。同じく日本の大都市である東京や大阪と比べ、名古屋は静かで、穏やかな印象を持ちました。私は海外旅行にでかけても、あまり観光スポットには行かず、カフェで読書をしたり、ローカルな人たちと触れ合ったりして、ゆっくり過ごすのが好き。名古屋の街に流れる穏やかな空気は、私の性格にフィットしていました。
それに名古屋は、ご飯がとってもおいしい!名物のひつまぶしに加え、天むすが大好物になりました(笑)。映画には「味噌トースト」という料理が登場しますが、名古屋のお味噌を使った味噌カツも絶品。そして春の名古屋に広がる青空も、大好きになりました。この青空の美しさは、映画からも感じてもらえるはずです。
タオルストレッチとカボチャエキスが美の秘訣!?
──タオルについても聞かせてください。韓国では「チムジルバン」というスパ施設が親しまれ、タオルを羊の角のように巻いた「羊巻き」がよく見られますよね。
「羊巻き」は、日本の女の子にも有名ですよね。でも、あれは意外と不便なんです(笑)。羊のツノとなる部分が重いからでしょうか。頭にうまくフィットせず、不安定。ただ、見た目はすごくかわいいですよね。韓国の人たちからしても、あくまでもビジュアル重視の巻き方です(笑)。
「タオル」というと個人的には、タオルを使ったストレッチがお気に入りです。タオルの端と端を手に持ち、ぐ〜っと伸びをします。私はちょっと肩のこりがあるので、それにはぴったりです。
──実は『タオルト』でも、タオルストレッチの方法をご紹介しているので、とてもうれしいです。ちなみにストレッチのほかに、実践している美容法はありますか?
タオルとは関係ありませんが、最近は、カボチャを用いた美容法を実践しています。韓国では、カボチャはむくみ良いの食材と言われていて、カボチャのエキスを凝縮した健康食品が販売されているんです。私はむくみやすい体質なので、このカボチャのエキスを毎朝、摂るようにしていますね。
観る人に気づきを与え、心を癒やしてくれる物語
──さすが美容大国の韓国、カボチャのエキスにも注目してみます。それでは『デッドエンドの思い出』のお話に戻りまして、これから映画をご覧になる方に向けてメッセージをお願いします!
この映画は、予想外の別れに見舞われたユミという女性が、名古屋で心の傷を癒やしていく物語です。原作を書かれた吉本ばなな先生の言葉を大切にしながら、オリジナル要素も交えた作品ですが、とにかくセリフが美しい。観る人に気づきを与えてくれるようなフレーズ、数多く登場します。
個人的に印象深いのが、ユミが映画の最後に伝える「いろいろお世話になりました」というセリフ。日常的に使う言葉ではありますが、この一言に、ユミの変化が現れています。そして印象的なセリフの数々は、ユミのような若い女性だけでなく、多くの人の心を癒やすはずです。特に悩みを抱えている人、心に傷を負った人に観ていただき、その傷を癒やしてもらえたらうれしく思います。
■映画情報 『デッドエンドの思い出』
遠距離恋愛中の婚約者を追い、韓国から名古屋にやって来た主人公・ユミ。しかし、信頼していた彼から手ひどく傷つけられる。傷心のまま街をさまようユミは、ゲストハウスとカフェを兼ねた「エンドポイント」という古民家カフェにたどり着き、不思議な包容力を持つカフェオーナー・西山や、カフェに集う世話焼きな常連客たちにより、心の傷を徐々に癒やしていく。
出演:スヨン(少女時代)/田中俊介(BOYS AND MEN)/ペ・ヌリ/アン・ボヒョン/ドン・ヒョンベ/イ・ジョンミン/平田薫/若杉凩
監督:チェ・ヒョンヨン
原作:吉本ばなな
■そのほかのインタビュー
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