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【タオルと私】高杉真宙さんの「タオルが欠かせない」意外な理由とは?

2018.06.26

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【タオルと私】高杉真宙さんの「タオルが欠かせない」意外な理由とは?

6月23日(土)公開の映画『世界でいちばん長い写真』で主演を務める、高杉真宙さんにスペシャルインタビュー!弱冠21歳にして、さまざまな役柄を演じわけられる”カメレオン俳優”として注目を集める高杉さん。映画への思いや見どころはもちろん、高杉さん流のタオルの使い方からお気に入りのタオルまで、たっぷりお話しいただきました!

高杉真宙さん

俳優

高杉真宙さん

1996年7月4日、福岡県生まれ。2009年に舞台『エブリ リトル シング’09』でデビューし、2012年には『カルテット!』で映画初主演。このたび出演する映画『世界でいちばん長い写真』では、360度を撮影できるパノラマカメラとの出合いから次第に表情を変えていく主人公・宏伸を好演。数々のテレビドラマや舞台、映画に出演し、今後も出演作の公開が続く。

1996年7月4日、福岡県生まれ。2009年に舞台『エブリ リトル シング’09』でデビューし、2012年には『カルテット!』で映画初主演。このたび出演する映画『世界でいちばん長い写真』では、360度を撮影できるパノラマカメラとの出合いから次第に表情を変えていく主人公・宏伸を好演。数々のテレビドラマや舞台、映画に出演し、今後も出演作の公開が続く。

おっとり消極的な”のろぶー”が見せる、鮮やかな変化

おっとり、消極的な男の子

──高杉さんが演じられた、主人公の宏伸。引っ込み思案な高校生がパノラマカメラと出合い、次第に変化していくさまが印象的です。この内側からにじみ出るような変化は、どのような役作りから生まれたのでしょう?

僕が演じた宏伸は、同級生から“のろぶー”とあだ名を付けられてしまうくらい、おっとり、消極的な男の子。そんな宏伸が1台のカメラと出合ったことをきっかけに、どんどん変わっていきます。どこか物足りない、モノクロのような生活を送っていた宏伸の毎日に、少しずつ色が付いていくようなイメージですね。

この変化を“演じよう”とすると、きっと、どこかわざとらしくなってしまう。だから変化に対する役作りは意識せず、変化が生じる前、消極的で引っ込み思案だったころの人物像を、しっかり作りました。自分の殻に閉じこもり、人と目を合わそうとせず、周囲から小さく見えるような男の子を演じられれば、あとはストーリーに身を委ねるだけ。自分の殻から踏み出していく姿も、自然と表現できるはずだと。

 

役者という仕事に出合えたからこそ、自分の殻を破れた

役者という仕事に出合えたからこそ、自分の殻を破れた

──そんな宏伸と高杉さんご自身とでは、似ている部分はありましたか?

根本的なところが、かなり似ていますね(笑)。以前は僕自身、自分の意見がなかなか言えない性格でした。それが役者を始めたことで、変われた気がしています。多くの人の力で作品が生み出されるなか、「こう思うから、こう演じたい」の一言が伝えられないと、自分が演じる役を守ってあげられません。だから、昔の僕なら伝えずに終わっていたことも、「伝えなきゃいけない」と思えるようになりました。熱中できる何かと出合い、自分の殻を破るという変化は、宏伸も僕も一緒です。

それに写真が好きなところも、宏伸との共通点ですね。趣味と言えるほどではありませんが、僕は風景を撮るのが好きです。でも、スマホのカメラでばかり撮っていたので、データが飛んでしまった写真も多くて…。今回の作品に出合ったことで、「ちゃんと残しておけばよかった」と、ちょっと後悔しています。この映画に出てくるヒマワリ畑の写真も、作品のラストの写真も本当にすばらしいんですよ。写真が持つ“一瞬を切り取る力”を実感させられました。

 

リラックスタイムには“タオルヘアバンド”が必需品!

リラックスタイムには“タオルヘアバンド”が必需品

──この『世界でいちばん長い写真』を皮切りに、この夏には多くの出演映画が公開されますね。忙しい毎日かと思いますが、タオルからホッと癒しを感じる瞬間は?

いま、髪の毛を長めにしているので、タオルは欠かせないアイテムです。自宅でリラックスする時間には、前髪がちょっと邪魔に感じてしまって…。特にお風呂あがりには、タオルを頭に巻いて過ごしています。ヘアバンドだと締め付けが強くて、痛くなってしまうんですよ。タオルなら、自分できつさを調節できるので、タオルをヘアバンド代わりに使うのがお気に入りです。正直、あまりタオルにこだわるほうではありませんが、ヘアバンド用には、薄くて長めのタイプを愛用していますね。

 

観た人の誰もが共感でき、若返ることのできる青春映画!

撮影裏

──では、最後に『世界でいちばん長い写真』の見どころをお聞かせください。

やっぱりラストシーンですね。この『世界でいちばん長い写真』は、実話小説をもとにした映画。ラストシーンで集まってくれた皆さんは、小説に登場する高校の生徒さんたちなんです。主演として、キャストの一員として、協力してくれた生徒さんを引っ張る存在でいなきゃいけない。本当に必死でした。僕が経験した現場の中でも大規模な撮影だったと思うし、心に深く刻まれています。

この映画には、恋愛の駆け引きも出てこないし、何か大きなハプニングが起こるわけでもありません。でも、観る方の多くが「好き」と思ってくれるような作品に仕上げられたと思います。誰しもが共感できる青春映画というか、観た人みんなが若返ることのできる映画だと思うし、僕自身、舞台となった高校の生徒になった気持ちで演じました。時間が許すのであれば、エンドロールまで観てもらえるとうれしいですね。エンドロールの中にも小さな物語が散りばめられているので…最後の最後まで、楽しんでもらえるはずですよ。

 

■映画情報

『世界でいちばん長い写真』

あらすじ:高校写真部の内藤宏伸(高杉真宙)は引っ込み思案がたたり、部長の三好奈々恵(松本穂香)に怒られるばかり。人物写真をテーマにした写真品評会も人を撮るのが苦手な宏伸にとっては苦痛でしかなかった。しかし、高校最後の夏休みのある日、宏伸は従姉の温子(武田梨奈)が店長をしているリサイクルショップで、いままで見たことがない大きなカメラを見つける。カメラの使い方がわからない宏伸は、温子の勧めで近所の写真館の店主・宮下(吉沢 悠)を訪ね、このカメラが、360度の長い写真が撮れるよう改造された世にも珍しいパノラマカメラだということが判明する。宮下に使い方を教えてもらい、宏伸はパノラマカメラで最初の360度写真を撮影する。現像した写真を見て、いままでにない感動を感じた宏伸は、次の日から360度撮影したい景色を探して街を自転車で駆け巡る。ようやく辿り着いたのは温子の旧友、智也(水野 勝)が育てるひまわり畑だった。

出演:高杉真宙/武田梨奈/松本穂香/水野 勝/前原 滉

監督:草野翔吾/原作:誉田哲也

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