毎日の習慣から髪を美しく!美容家が実践するタオルドライ
2018.03.01
使う美しい髪に欠かせないのが、毛髪の表面を覆うキューティクル。このキューティクルが毛髪に当たった光を反射させ、艶やかな髪を演出します。しかしキューティクルの役目は、それだけではありません。髪の内部にある栄養が逃げないよう“フタ”をする役目もあるのです。
洗髪後の濡れた髪は、キューティクルが開いた状態。そのまま放置すると、美しい髪に必要な栄養が逃げてしまいます。けれどドライヤーで一気に乾かしては、熱によるダメージが深刻に…。
どうすれば、髪に優しく、短時間で乾かせるのか?毛髪診断士の資格を持つ美容家・齊藤あきさんに聞いたところ、ポイントは「タオルの吸水力に頼ること」。今回は先生自らも実践する、「上手なタオルドライ」について教えていただきました。
毛髪診断士/美容家/パーソナルビューティープロデューサー
齊藤あきさん
大手美容室、化粧品会社で経験を積んだのち、目黒に美肌・美髪専門のプライベートサロン「ティナロッサ」を開業。東洋医学やアロマテラピーの知識を取り入れ、のべ3万人以上の施術を行う。たしかな技術と審美眼により、どんな肌や髪でも輝くように美しくなれる「美肌・美髪のスペシャリスト」として支持され、サロンワークのほか、講師や執筆活動でも活躍中。
大手美容室、化粧品会社で経験を積んだのち、目黒に美肌・美髪専門のプライベートサロン「ティナロッサ」を開業。東洋医学やアロマテラピーの知識を取り入れ、のべ3万人以上の施術を行う。たしかな技術と審美眼により、どんな肌や髪でも輝くように美しくなれる「美肌・美髪のスペシャリスト」として支持され、サロンワークのほか、講師や執筆活動でも活躍中。
美しい髪への近道は“入浴中のタオルドライ”にあり!
必要なのはタオルだけ、面倒な手間はいりません。たった3STEPを実践するだけで、ドライヤーにかかる時間を短縮。ズボラさんも簡単にマネできます。
ステップ1
洗髪直後にタオルを巻き、乾かす時間を短縮!
髪を洗い終えたら、頭全体を乾いたタオルで巻いてしまいましょう。こうすることで、湯船に浸かっている間でもタオルドライが可能に。巻く前に、洗い流さないトリートメントを塗れば、その浸透力も高まります。
ステップ2
指の腹を使ってもむように、頭皮の水気をオフ!
お風呂からあがったら、いったんタオルを外し、髪全体を覆うようにかぶせます。指の腹を使い、軽く揉むような感覚で水分を拭き取るのがポイント。このときにSTEP1で使ったものとは違うタオルを使うと、より素早く乾かせます。
ステップ3
タオルで毛束を挟み、優しくリズミカルに!
ロングヘアの人は、毛束を包むようにタオルを折り、両手で挟んで拭き取ります。このときも、トントンと優しいリズムを徹底。ショートヘアの人は、髪全体を押さえるように拭き取ればOK。これでタオルドライ完了です!
【これはNG!】
力任せのタオルドライは、キューティクルを開かせる結果に!
髪の表面を覆うキューティクルは、魚のウロコのような形状をしています。力任せに拭くとウロコが逆立ち、キューティクルがより開いた状態に…!STEP1の「入浴中のタオルドライ」で、かなりの水分が取れています。拭き取るときは「あくまでも優しく」を心がけましょう。
毎日することだからこそ、簡単に!
髪を乾かすという作業は、毎日のお風呂のあとに欠かせません。だからこそ、タオルの吸水力に頼った、効率のいい乾かし方がモノを言います。
「ドライヤーだけに頼らずタオルドライを実践すれば、2〜3週間ほどで髪に変化が現れるはず。習慣化してしまえば、がんばらずに自然と、艶のある美しい髪が手に入りますよ!」と齊藤先生。毎日の習慣にひと手間加えるだけで美髪をゲットできるなんて、これは実践するしかないですね!
■今回のタオルはコレ!
<moussepuff(ムースパフ)>フェイスタオル
1,600円+税
※商品情報は記事公開時点のものです。