西川チェーンって
どんな店?

三方よしの哲学で地域のお客様に眠りの価値を伝えたい
『眠りの専門店 わたしん』 社長・常務インタビュー編

前回に引き続き、千葉・茨城で最大級の品揃えを誇る『眠りの専門店 わたしん』をご紹介します。
後編では、兄弟である社長と常務にインタビューを行いました。
前編のお店紹介編はこちらから

世の中や時代の流れに柔軟に向き合い続けて150年

お店の歴史を教えてください。

常務慶応2年に創業者となる片山定吉が、現在のわたしん旭店でふとん綿の製造と販売の店を始めました。当時は、綿と生地を購入して自分で縫って布団を作る方が多かったそうです。そこから昭和30年代後半には、現代のように既製品を購入する流れに変わっていきました。高度成長期に伴い、売上の上昇に合わせて現会長が大型店舗やチェーン展開に力を入れていきました。

お店が150年に渡り、お客様から愛されてきた理由についてどのように考えられますか?

社長そうですね。150年の間にはさまざまな災害もありましたし、戦争もありました。そこを乗り越えられたのは、世の中や時代の流れに対して柔軟に向き合ってきたからだと思います。ここ10年はメンテナンスの需要が高く、再来店につながっているのですが、社員一丸となって、生涯お付き合いしていただけるふとん店を目指しています。

常務あとは、地元のお祭りなど地域の活動には必ず参加するようにしていますね。東日本大震災のとき、旭にも津波が来てかなりの被害が出ました。そこで、「被災地にサッカー教室を開き子どもたちを元気にしたい」と、西川さんが主導となり、なでしこJAPANの監督を当店まで連れてきてくださいました。

社長サッカー関連だと、Jリーグの鹿島アントラーズの選手たちにオーダーメイド枕をお使いいただき、眠りからチームをサポートしています。オーダーメイドをおすすめするのは、良い眠りは一人ひとり異なるからです。最高級の寝具を使えば全員、最高の眠りにつける訳ではなく、それぞれにフィットした寝具を選ぶことが大切です。「通販で高い寝具を購入したけど効果が感じられない」という人がいるのは、そういった理由だと思います。しかし、意外と知らない人が多いので、私たちが見立てることでお客様に最高の眠りをご提案していきたいと考えています。私は家業を継ぐ前に、日本橋西川さんにお世話になり、商いの精神を勉強させていただきました。その中で今も大切にしているのは「三方よし」の哲学です。売り手と買い手の満足は当たり前で、やはり地域社会への貢献も考えていく必要があります。私たちに何ができるかを考えた結果、高い眠りの価値を提供・啓蒙していくことこそが、地域に対する価値の提供なのではないかと思うようになりました。

仕入れのためなら北極圏にも赴く。商品の良さは自分の目で確かめる。

お店のこだわりについて教えてください。

常務新しい商品の仕入れには、必ず現地まで赴くようにしています。やはりお客様に心から満足していただくためには、まず自分たちがその商品の良さを充分に知ってなくてはなりません。メーカーの方から情報を伺うのではなく、自分の目で直接確かめること。これを昔から徹底していることは当社の強みですね。ドクターセラの仕入れの際も工場まで行きましたし、アイスランドからオーストラリア、北極圏にも行きました。だからこそ、説得力のある説明ができるんです。

社長それから販売する商品は、社員がみんなプライベートで使っています。家族にも使ってもらっているので、お客様の視点に立って商品をおすすめすることができます。

常務私も40歳を過ぎてから体力の衰えを感じるようになりまして、先日風邪をひいたときはドクターセラの温熱治療の効果を身に沁みて感じました。

社長私はドクターセラと整圧マットレス、冬場になるとシープトンを使っています。化学繊維の商品とは明らかに肌触りが違っていて、体を支える力のバランスも絶妙なんです。

常務シープトンは首から腰に掛けての毛の密度が高いんです。だからこの縦ラインだけを使用したシープトンは高級です。生地が呼吸するので、夏場は涼しく使えるんですよ。

睡眠時間が変わることで人生の質も変わる

印象的なお客様とのエピソードをお聞かせください。

常務真綿布団を購入された80代のお客様のお嬢様が、あるときお礼を伝えに来店されたことがありました。高齢のため、しばらく入院されていたそうなのですが、病室までそのお布団をお持ちになって亡くなる直前まで使われていたということを伺ったとき、私たちの仕事はお客様の人生にこんなに関わっているんだなと感慨深かったです。お嬢様から「勧めてくれてありがとう」と言われて、身が引き締まる思いでした。

社長お客様からの声は大切にしています。アンケートはがきもすべて保管してありますから。メンテナンス会は、「良い布団ほど手軽に洗えない」という意見を反映させて行うようになったんです。定期開催を始めて驚いたのは、誤った布団の使い方をしている方が多いこと。極端な例では裏表を間違えていたり・・・・・・。なので、購入された後もその商品が100%効力を発揮できるように、品質を保ったまま長く使えるようにサポートするのも私たちの使命であり、責任なんだなと思っています。

常務地域柄、農業を営んでいらっしゃるお客様が多いので、眠りの大切さを伝えたいですね。事実、レベルの高いアスリートほど眠りにもこだわっています。仕事の効率だけでなく、パフォーマンスも上がりますから。人は一生のうち、30年近くは眠りに時間を使うことになるので、睡眠時間が変わることで人生の質も変わってきます。

今後の展望を教えてください。

社長地域のお客様にとって役に立つ存在であり続けたいというのは変わらないです。その意味でリアル店舗だけでなく、ECサイトへの展開は考えています。営業時間が決まっているリアル店舗だけでは、お客様の生活に寄与するのが難しくなっているのではないかと。上質な眠りを提供するにあたり、眠りをたのしむライフスタイルの提案をしていきたいので、いかにお客様との接点をつくっていくかが課題ですね。

常務そうですね。地域の皆さまの健康寿命の延伸を支えていくために、接点を増やして情報を伝えていきたいと思います。眠りの重要性は、最近になってようやくメディアでも取りあげられるようになりましたが、一般の方の眠りに対する優先順位は依然として低い状態です。

社長新しく家を建てるにしても、やはり布団って一番最後なんですよね。家具以上の価値を伝えるために、接客にこだわって、お客様一人ひとりに最高の睡眠体験を提供していきます。

眠りの専門店 わたしん 銚子店

  • 住所 〒288-0056
    千葉県銚子市新生町1-41-34
  • 電話番号 0479-24-0600
  • 営業時間 10:00~19:00
    水曜日

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眠りの専門店 わたしん 旭店

  • 住所 〒289-2516
    千葉県旭市ロの658
  • 電話番号 0479-62-0234
  • 営業時間 10:00~19:00
    水曜日定休日

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