2022年08月04日 カテゴリ:眠り

nishikawaから発売!寝具メーカーの知見を生かした骨盤サポートクッション『Keeps』

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nishikawaから発売!寝具メーカーの知見を生かした骨盤サポートクッション『Keeps』

なんだか腰が痛い、妙に首や肩が凝る…。テレワークの浸透により、こうしたお悩みを抱える人も多いのではないでしょうか。そこでnishikawaが着目したのが、テレワークとは切っても切り離せない「座り姿勢」。イスにのせるだけ、座るだけで自然と正しい姿勢をキープできる骨盤サポートクッション『Keeps』を開発しました。

今回はスペシャルゲストに“姿勢の先生”として活躍するトレーナーの伊藤みなみ先生をお招きし、『Keeps』開発のきっかけから実際の座り心地までを、開発担当の池田奨、青木真理がお伝えします!

 

日本人の平均座位時間は、睡眠にも匹敵する約7時間!

—— 骨盤サポートクッション『Keeps』。寝具メーカーであるnishikawaが座り姿勢にフォーカスした商品を開発したのは、なぜなのでしょう?

nishikawa本社にて。左から伊藤先生、青木、池田

池田: 最初のきっかけは自分自身の悩みでした。私たちは寝具メーカーとして快適な眠りはもちろん、質の高い睡眠によって健康な毎日をサポートする商品を多く開発しています。私も自社の商品を愛用していますが、テレワークが日常化して以降、どうにも腰が痛くて…。そこで周囲に話を聞いてみると、同僚や上司も同じ悩みを抱えていたんです。

青木: 私も腰に不調を感じていた一人です(笑)。テレワークでは通勤もなく、朝から終業時間まで座ったまま。私自身、気づくと猫背になっていました。

伊藤先生: 猫背になってしまう方、多いですよね。足を組んだり、悪い姿勢で座っていると、体幹がつぶれてしまいます。すると身体のバランスが崩れ、腰や肩、首といった特定の場所に強い負荷がかかってしまうんです。この負荷が身体の不調を引き起こしたり、特定の場所にお肉が付きやすくなったりするんです。

池田: 健康面にしても美容面にしても、良い姿勢でいることは大切ですよね。お客様にアンケートをとったところ、ご自身の姿勢に不安を感じている方の多さが分かりました。そこで姿勢について調べてみると、日本人の平均座位時間は世界一!1日7時間も座っているそうなんです。これは睡眠時間にも匹敵し、1日の約3分の1を占めます。

青木: しかも、座っているときは立っているときに比べて、腰椎への負担が約1.4倍になるというデータがあるんです。さらに悪い姿勢になると約2倍にもなります。テレワークの浸透により、座り時間はさらに長くなっていますよね。となれば、お客様の睡眠をサポートするだけでなく、座っている時間をサポートできないかと思い、『Keeps』の開発に取り組み始めました。

 

意識せず自然に、耳・肩・股関節が一直線の正しい姿勢に



—— nishikawaの『Keeps』は座り時間の長さに着目し、座り姿勢から健康をサポートする商品なのですね。

池田: 座り時間は睡眠時間と同じくらい長く、無意識という点も睡眠と共通しています。こうした共通点のもと、「私たち寝具メーカーの知見を生かせないか」という思いもありました。それだけに無意識に姿勢を正せるという点には、特にこだわっています。

伊藤先生: さすがは寝具メーカーさん。私も実際に使わせていただきましたが、その無意識さが座り心地の良さにつながっていますよね。腰やお尻をカチッと固めることなく自然と矯正してくれるから、ずっと座っていられます。

池田: ありがとうございます!実は開発するにあたり、私自身もいろいろな矯正クッションを試してみたんです。でも、カチッと固めるように矯正してはどうにも違和感があって、長く座っていられない。『Keeps』は無理なく7時間座っていられることを目指した商品なので、評価をいただけてホッとしました(笑)。

伊藤先生: 分かります。無理に矯正されると、かえって疲れてしまいますよね。それに『Keeps』は仙骨に当たる凹凸や座面のポケット、太もも部分のスリットもすごく良くて。この立体構造に体を預けるだけで、きちんと良い姿勢になれます。「快適に座れる位置はここだよ〜」と教えてもらえる感じ(笑)。

青木: 私たちのこだわりを実感いただけて、私も安心しました!先生がおっしゃる通り、クッションの立体構造にお尻を預けることで、自然と骨盤が立つ設計にしています。耳・肩・股関節が一直線上に並び、正しい姿勢をキープできるんです。

池田: 正しい姿勢を無理なくキープできる理由は、クッションの素材にもあります。弾力性の高いウレタンフォームを使用しているため、次第に姿勢が崩れてしまっても、また正しい姿勢に押し戻してくれるんです。



伊藤先生: まさにそこが、長く座っていられる理由ですよね。正しい姿勢を保つことが大事な反面、ずっと同じ姿勢でいては血流が滞ってしまいます。それが『Keeps』には、いい意味での遊びを感じるんです。カチッと固めないから適度に体を動かせるし、動いてもウレタンの弾力が正しい姿勢に戻してくれる。お二人のお話を伺い、改めて納得です。

 

枕開発のノウハウを生かした『Keeps』は“お尻のまくら”



—— 正しい姿勢に自然と押し戻してくれるウレタンフォームは、nishikawaのマットレスにも採用されている素材。寝具メーカーの知見が生かされたポイントですね。

池田: 素材選びもそうですし、クッションの構造には枕開発のノウハウを活用しています。睡眠時の後頭部・首・肩の三点をどのような圧力バランスで支えるべきなのか、nishikawaにはその知見があります。これを私たちは「枕の三点支持理論」と呼んでいますが、『Keeps』にも同様の理論を応用して、Keepsも坐骨・仙骨・大腿部の3点で、心地のよい圧力バランスを見つけました。愛称が“お尻のまくら”なのも、これが理由です。

青木: 座面に二つの穴をあけているのも、圧力を逃がし、分散させるためです。調査したところ、クッションも何も敷いていない平らなイスに座ると、坐骨に体重の約85%が集中することが分かりました。それではお尻が痛くなるのも仕方ありませんし、痛さから逃れようと、ついつい姿勢が崩れてしまいますよね。

伊藤先生: おっしゃる通りです。体にかかる圧力をいかに分散するかは、正しい姿勢を保つための大事なポイント。体のどこか一部に圧力が偏ると、そこからどんどん姿勢が崩れてしまうんです。

池田: 座った姿勢の体圧分散に関しては、nishikawaにある「日本睡眠科学研究所」という研究機関で研究を行いました。

青木: 開発の最終段階には金沢大学さんのお力を借り、『Keeps』に座った状態でのMRI撮像しています。それによって『Keeps』に座ることで腰椎も骨盤も、より正しい位置に矯正できることが実証されています。

伊藤先生: 座った人の実感だけでなく、検証結果からも効果が見て取れるんですね。私の場合はあくまでも感覚ですが、『Keeps』に座っているとしっくりきます。個人的にはエクササイズのお供としても推したいくらい(笑)。『Keeps』に座ったまま、ぐ〜っと伸びをしてみてください。とても気持ちよく伸びませんか?



青木: ぐ〜っと…本当ですね!これは仕事中の息抜きにもぴったり!血が巡った感じがします(笑)。

伊藤先生: 縦に伸びたら、今度は前後左右にも伸びましょう。前後に伸ばすには頭の上で両手を組み、背中を曲げ伸ばしします。左右に伸ばすには片手を頭の後ろに当て、脇腹を伸ばすように上半身を傾けます。ほら、気持ちいいでしょう?

伊藤先生の座ってできるストレッチ法を実践!

池田: めちゃくちゃ気持ちいいです…!これは「Keepsストレッチ」として、お客様にもお伝えしたいですね。先生のおっしゃる通り、気持ちよく伸びを実感できます。

伊藤先生: 実はこのストレッチ、骨盤が正しく立っていてこそ、効果があるんです。骨盤が丸まったり反っていたりすると重心が低い位置から移動せず、伸びようにも伸びられません。自然と骨盤を立たせてくれる『Keeps』に最適なストレッチです!

 

座る時間の姿勢を整え、余暇の時間を心からエンジョイ!

—— 自然と正しい姿勢を保てるだけでなく、ストレッチのお供にまで!発売が待ち遠しくなりますね。

池田: 伊藤先生のお墨付きをいただくことができ、より自分たちが開発した商品に自信が持てました。手前味噌ながら、『Keeps』はクセになるサポートクッションだと思うんです。座っているうちに、体が正しい姿勢を覚えてくるんでしょうね。今では『Keeps』がないと、そわそわしてしまって(笑)。

伊藤先生: 体が正しい姿勢を覚えるって、とても大切なことです。デスクに向かっていれば、次第に猫背になったり腰が反ったり、徐々に悪い姿勢になってしまうのは、ある程度は仕方のないこと。でも、『Keeps』によって正しい姿勢が身につけば、今度は悪い姿勢でいることが不快に感じるようになると思うんです。

青木: そうして正しい姿勢を身につけていただければ、次第に睡眠にも変化が現れると思います。悪い姿勢のままでいると、腰だけでなく首も凝りますよね。首には太い血管と迷走神経が通っていて、血流が悪くなると神経の働きが下がり、不眠の原因となってしまうため、首の凝りは睡眠にも悪影響です。これが解消されれば、睡眠にもいい影響があるのではないでしょうか。



伊藤先生: 姿勢にしても睡眠にしても、生理的なもの。それだけに自分自身が快適であるかどうかが、すごく重要だと思うんです。正しい姿勢をとることは大事だけれど、私はあまり強要したくはなくて。無理せず、自然に正しい姿勢でいられることが、その人にとっての快適。『Keeps』は、それを実現してくれるクッションですよね。

青木: ありがとうございます!私たちnishikawaも先生と同様に、何よりも快適さを大切にしたいと思っているんです。睡眠は今日の疲れを回復させるのと同時に、明日を快適に過ごすための行為。『Keeps』に関しても同様に、カチッと矯正するのではなく、あくまでも座り時間を快適に過ごしていただくことを目的にしています。

池田: 繰り返しになりますが、日本人の座位時間は約7時間。座り姿勢の乱れによって身体に不調を感じたままでは、残りの余暇の時間を楽しみきれませんよね。そこで1日の約3分の1を占める座り時間に『Keeps』を愛用していただき、デスクワークから解放される余暇の時間も快適に過ごしてもらいたい。ぜひその快適さを実感してみてください!


商品紹介 おしりの枕『Keeps』

優しい座り心地で、姿勢の崩れも防ぐ。寝具のテクノロジーで作ったnishikawa「おしりの枕」
>>商品の詳細はこちら



 

トレーニングと姿勢の先生

伊藤みなみ先生

ピラティスインストラクター/パーソナルトレーナー。バレエ歴25年の経験やトレーニング、ピラティスの知識を活かし、初心者でも無理なくできる・体が変わるトレーニング方法を発信している。オンラインでの発信だけでなく、2016年にサロン「itomii」をオープン。しなやかで美しい健康なスタイルを生みだすパーソナルトレーニングセッションを行っている。

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