西川チェーンって
どんな店?

いつの時代も地域に愛され、頼られる、
寝具専門店の先駆者に。
福岡県筑紫野市『寝具インテリアやない』
社長・チーフインタビュー編

前回に引き続き、福岡県の中西部、筑紫野市に店を構える「寝具インテリアやない」をご紹介。後編の今回は社長・チーフインタビュー編です。「うちのスタッフは日本一!」と語る社長に、専門店ならではのお客さまとの関わり方やお店の歴史について伺いました。
前編のお店紹介編はこちらから

寝具インテリアやない
代表取締役 梁井泰造チーフ 梁井泰嗣

寝具インテリアやない
住所
〒818-0072
福岡県筑紫野市二日市中央3-7-3
電話番号
092-924-2241
営業時間
10:00~18:00(セール時19:00まで)
定休日
不定休

二日市に根ざしながら、
時代の流れに合わせて進化。

お店の歴史を教えてください。

社長私の祖父が1918年(大正7年)に創業し、綿の打ち直しからスタートしました。布団の素材が綿から化学繊維、羽毛へと変化していく中で寝具専門店となり、扱う商品や店の規模も拡大していきました。
初代は旧3号線(県道112号線)沿いに店舗を構えましたが、50年程前に二日市中央通り商店街に移転。当時はまだ周囲に量販店はなく、色々な専門店が軒を連ねる商店街はいつも人が溢れる町の中心地だったんです。
まず20~30坪程度の規模で始め、私の父(現会長)が社長の時代に現店舗と同じ100坪に拡大。私は三代目として40年前の1982年(昭和57年)に入社しました。

チーフ私は関東の大学を卒業後、異業種の仕事を5年経験してから、2020年に帰ってきました。現在は四代目を継ぐことを念頭に、父(現社長)と一緒に働いています。

イベントでステージに立つ若かりし社長の写真を手に、思い出話に花が咲く。

時代とともに客層は変化していますか?

社長以前は60~70代のお客さまが中心でしたが、ここ10年程は30~50代のお客さまが急激に増えている印象です。
新聞折込の効果も根強いですし、最近ではホームページを見てのご来店や、口コミによるご来店、遠方からのご来店も増えています。世代問わず、少しでも快適に眠りたいというお声が多いですね。

「お客さまの睡眠と寝具に対する意識は年々高まっていると感じます」と梁井泰造社長。

チーフ折込チラシについては、お母さんが新聞を購読していてチラシを見て、娘さんに勧めてくださるといった形が多いですね。
また、私が小学生だった20年程前に比べると商店街の人出は減っていますが、それでもこの地域に長年住む方は「ふとんといえば“やない”さん」と、長年変わらずご来店いただけている方が多く有難いです。
一方で、二日市は福岡の中心・博多まで電車で20分程の立地から最近ベッドタウンとして注目され、マンションの建設ラッシュです。その結果、若い世代が増え、インターネットで調べて来てくださるケースも増えています。

ホームページの充実やInstagram、Facebookでの情報発信を始めた梁井泰嗣チーフ。

スタッフ全員が個性を
生かして活躍し、店を盛り上げる。

現在お店はどのような体制でされているのですか?

社長私たち夫婦と、副社長である弟夫婦、妹、息子であるチーフ夫婦の7名に加えて、10名のスタッフがいます。

良い雰囲気のお店作りのためにされていることはありますか??

社長毎日必ず1時間の朝礼を行い、前日の出来事を細かく報告しコミュニケーションをとっています。お客さまからの嬉しい反響も、問題が起きればどう対処したのかも、しっかりと共有する。こういった日々の積み重ねでスタッフ一人ひとりが成長し、よりお客様に寄り添った商品提案ができるように努力しています。

チーフあとは、朝礼のタイミングで勉強会を行うこともあります。新商品の知識はもちろん、日々睡眠と寝具の知識を身につけて、お客さまにご紹介できるようにします。東京の西川本社とオンラインでつなぎ、リモート勉強会を開いてもらうこともあるんですよ。

モットーとされていることはありますか?

社長スタッフの個性を大切にすることです。うちにはマニュアルもなければ、ノルマもない。その分、それぞれがお客さまの立場になって考え、自分なりのやり方を実践しています。私としては、とにかく皆さん楽しく、笑顔で、のびのびやってもらいたい。働くことが楽しくないと、人生面白くないですから。楽しい店づくりを第一に、笑顔で働いて、お客さまにも笑顔で帰っていただくことを大切にしています。
本当にみなさんよくやってくれていて、「うちのスタッフは間違いなく日本一!」と、声を大にして言えます。

筋金入りの矢沢永吉ファンである、明るくユーモアあふれる社長を筆頭に、店内には笑顔が絶えない。

お客さまの反応はいかがですか?

社長「いらっしゃいませ」よりも先に「おはようございます」「こんにちは」と挨拶を交わして、世間話なんかもする。スタッフ一人ひとりにファンが付いていて、楽しく過ごしていただけていると思います。「やないさんの店はいつも明るいよね」と言っていただけますし、お客さまがお友達を連れて来てくださることもあります。良い雰囲気づくりが自然と新たな出会いにつながっています。

壁には2018年の100周年の際、お客さまから贈られたオリジナルのイラストが。お客さまと店との絆の深さが伺える。

寝具専門店であることを
誇りに思い、さらなる高みを目指す。

寝具専門店の意義、この仕事のやりがいは何だとお考えですか?

社長1日の中で、夜布団に入る時が一番ほっとする瞬間という方も多いと思います。思わず「フゥ…」と声が出るような、1日の疲れを癒せる寝具は最高だと思いますし、そういった上質な寝具が揃うことが専門店の強みです。
また、最近だと不眠、肩こり、腰痛などのお悩みを寝具で解決したいとご来店されるお客さまも増えています。そういったお客さまに購入後、「すっきりと目覚めるようになった」「買って良かった。ほんとありがとうね」と言っていただけることが、最高に嬉しいです。万人に向く寝具というのはなかなかない中で、しっかりとその方に合うものをご提案できたということなので、何よりの喜びを感じます。

「寝具を通してお客さまに幸せをお届けできるこの仕事は天職です」と社長。

チーフとにかく、寝具は体験いただくのが一番。見て、触って、寝てみることにつきますし、その感動に勝るものはありません。それが十分に叶うのが、寝具専門店の魅力だと思います。
実際に、「以前に他で買って失敗した」と後悔されてご来店いただく方も多いです。そういった方の不安を和らげて期待に応えられるよう、様々な商品と比較しながらご提案できるように努めています。
また、当店にはムートンシーツや真綿ふとんなど、一般的には知られていない専門店ならではの寝具もたくさんあります。そういった寝具をご紹介して、お客さまが「こんな商品があるんだ! すごく気持ち良いね」と驚いたり感動してくださったりすると嬉しいです。
中には「寝具で人生が変わる」というと大げさですが、それぐらい改善されたとおっしゃる方もいらっしゃる。その事実をまのあたりにすると、この仕事の醍醐味を感じます。

店内にはお客さま一人ひとりのお話をじっくり伺えるテーブルスペースも確保。

今後の展望は?

チーフWEB広告やSNSをもっと充実させて情報発信に努めていきたいです。また、お客さま一人ひとりに寄り添い、寝具のお悩みを解決するコンサル力ももっと強化したいですね。私たちは日々、「お客さまの睡眠からつながる、明日の暮らしが少しでも良くなれば」という想いにつきます。

社長私がやりたいと思っているのは、20~30坪ぐらいの規模で構わないので、羽毛布団、敷き布団など、一つの商品カテゴリーに特化した専門店。絞り込んだ狭く深い専門店で、あらゆるニーズに答える、どこにも負けないお店が作れたら面白いと考えています。
あとは、体のお悩みをもつお客さまにもう一歩踏み込んだ対応ができるよう、今後はもっと深く健康に関する勉強もしていくべきだと考えています。例えば、整体やカイロプラクティックの知識を得られれば、寝具のご提案に加えて、より具体的なアドバイスができるようになりますよね。資格まで取得できれば、店で簡単なストレッチを実施できますよね。
こういうことまでできるのは、健康産業である寝具業界ならではなので、まだまだ挑戦しがいがあると感じています。そうして、ふとん屋でいる限りは、一人でも多くのお客さまに良い寝具、質の良い睡眠をご提供していきたいです。温泉付きのふとん屋、最高じゃないですか? “全ての事に感謝!”

100周年を経て、さらに新しい時代を見据えた動きに注目が高まる。

福岡県筑紫野市
寝具インテリアやない

  • 住所 〒818-0072
    福岡県筑紫野市二日市中央3-7-3
    (二日市中央通り商店街)
  • 電話番号 092-924-2241
  • 営業時間 10:00~18:00

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